しゅふきたは主婦の「働く」を応援する北海道の求人情報サイトです[毎週月曜更新]

2017/07/10[mon] update

働く主婦のリアルボイス【児童デイサービスとらちゃん】

正解がないから悩むこともありますが、
純粋な子どもに教えられ、感動をもらえる仕事。
そしてなにより、子どもたちがかわいいんです!

西本志津子さん(43歳)
ご主人と18歳の娘さん、15歳の息子さんの4人家族。「児童発達支援放課後等デイサービスとらちゃん」で、正社員として働き始めたのは約1年前。半年前から管理責任者に。9:00〜18:00に勤務。資格はホームヘルパー1級、2級、介護福祉士。
資格がないまま福祉の道へ進み、働きながら取得しました。
我が家の子どもたちが小さな頃は、時間のメドが立ちやすいガスメーター検針の仕事をしていました。もともと子どもが好きだったこともあり、30歳のときに、当時はまだ始まったばかりの児童デイサービスを行っている福祉施設に転職。なにも資格はありませんでしたが、子育て中のお母さんの立場として、1日に2〜3時間ほどお子さんの面倒を見るような感覚でパートの面接を受けて働き始めました。まったく知識のないところからスタートしましたが、いろんな子どもと接するなかで学ぶことも増え、資格を持っていないと関われない領域が出てきたこともあって働きながら資格を取得しました。資格がなくても児童デイサービスの指導員はできますが、移動支援となるとヘルパーの資格が必要だったりするんですね。仕事の幅が広がるだろうと思い、以降、少しずつ資格を増やしていきました。福祉関係の資格は専門学校などに通わないと取れないと思っている方もいらっしゃると思いますが、人材不足の業界でもありますから、私みたいな資格の取り方をする人がもっと増えても良いのでは?と思います。前の職場では、子どもや高齢者のサポートから生活介護までさまざまな部署で働いてきました。でも体力があるうちに、もっと子どもと関わる仕事がしたいという思いから、1年前に子どもを対象とした「とらちゃん」に転職したんです。

自問自答しつつ子どもたちから学び、感動をもらう日々。
午前中は未就学児、午後は学校が終わったお子さんをお預かりしています。学校や自宅までお迎えに行き、「とらちゃん」で過ごしてからご自宅まで送り届けるのが私たちの仕事。発達障がいや体の不自由な子をはじめ、さまざまな特性を持った子どもたちなので、関わり方は一筋縄ではいきません。一生懸命に関わるなかで、子どもの“できること”が少しずつ増えていくことが仕事の励みです。さまざまな障がいを持っていても、子どもはお互いの得意不得意を感じ合いながら、みんなで仲良く遊ぶことができるんです。「どうしてあの子は、こうなの?」って聞かれることもありますが、個性を認めて楽しく関われるんですね。私は支援するお手伝いの立場ですが、そんな子どもたちから教えられることがいっぱいありますし、すごいなって思うことばかり。むしろ大人の方が、違いを排除しがちなんでしょうね。毎日感動がありますし、とにかくみんながかわいくてしかたありません!

がんばっている子どもが、笑顔になれる場所でありたい。
この仕事を始めた当時は、子どもに良かれと思ってやったことが仇になることもたくさんありました。正解がない仕事だけに、未だに「あのときの声かけは良かったのだろうか」「他のやり方があったんじゃないだろうか」と自問自答の毎日です。障がいがあるといっても、ひとりの人間であることには変わりはありません。特性を知ろうとすることも大切ですが、その子の存在を認めてあげることがなにより大事だと思っています。「とらちゃん」は、学校とも家とも違う場所。支援級や普通級に関わらず、学校では気を張って過ごしている子が多いので、帰ってきたばかりの時間は気が立っていることもあります。ですから帰宅する前にここで過ごす時間が、笑顔でお家に帰れるワンクッションになってくれたらうれしいですね。私は介護の仕事から福祉の道に入ったので、子どもとの関わり方も保育士や教師とはちょっと違って根っこの部分はヘルパーなんです。根本は“できないことのお手伝い”。さらにひとりひとりに合った療育や障害特性を勉強しながら、お友達が増えていったり、先生に心を許して気持ちを解放してくれることが願いです。まだまだ手探り状態ですが、親御さんに安心してお預けいただき、子どもたちが笑顔になれる場所でありたいですね。

「これで良いのだろうか」と自問自答しながら、
常に、子どもたちと真摯に向き合う方だと思います。

西本さんは、子どもたちに大人気。自然に西本さんのところに固まるのですが、子どもって“気づき”のある人に集まる傾向があるものなんです。気持ちを伝えるのが上手な子は少ないので、醸し出す雰囲気とか普段の接し方によって信頼されたり好かれたりするんですね。この仕事で大切なのは、人柄と“気づき”です。遊んでいる時間でも、お手洗いは大丈夫かな?と気づけるかどうか。他の会社でバリバリ働ける人が、必ずしも向いているとはかぎりません。成長速度がゆっくりの子どもを相手に「ここまでしかできなかった」ではなく、「ここまでできるようになった」と思えるおおらかさが必要だと思います。西本さんは優しい印象の方でありながら、子どもや親御さんときちんと信頼関係が築ける方。子どもたちは十人十色ですから、子育ての経験はもちろん、スポーツの指導員をやっていたなど、さまざまな経験が役立つ職場だと思います。
代表取締役/守谷典明さん

児童発達支援・放課後等デイサービスとらちゃん栄南

障がいを持った子どもを対象に、生活に必要な動作や集団でのコミュニケーションを習得することを目的にした療育施設。2〜5歳の児童発達支援と、6歳〜18歳までの放課後等デイサービスを実施しています。
札幌市東区北37条東19丁目1-26 藤田ビル1階
TEL.011-299-9006