イベント終了後、「未来のワクワクねんど」を企画開発した(株)まゐらすの伊藤慶子さんにインタビューを行いました。
ー「未来のワクワクねんど」開発のきっかけを教えてください
前職は北海道庁の職員でした。水産部門に所属し、たくさんの漁師さんと知り合う中で、資源が減っていること、魚の消費量が減り続けていることに課題を感じ、お魚の美味しさを知ってもらうためのイベント企画などを行っていました。その後、環境保全や漁師さんと消費者を繋げる活動にもっと注力をしていきたいと考え独立。未来をつくる子どもたちが、自然の再生に楽しく関われるものはなんだろう?と考えるうちに、自然に還るねんどのアイディアが浮かび、開発をスタートさせました。
ー商品化まで苦労も多かったのでは
最初は自分で作ってみたのですが、商品化できるクオリティにはならず。専門家に作ってもらわないとだめだと痛感し、全国のねんど屋さんに片っ端から電話をかけ、活動に共感してくださった企業さんと出会うことができました。食品が原料なので、カビないようにする工夫や天然色素を使った発色にもこだわり、完成までは半年以上かかりました。
現在はさらに環境に優しい素材を使ったねんどを開発中。海の中でどのように分解されていくかの観察映像も撮影しています。