作業療法士から転身。痩身エステ&リラクゼーションサロン「サロンドネオ35」オーナーの平間さん

2024年8月12日公開 / 2024年10月16日更新

釧路エリアで活躍する女性にお仕事や活動についてお聞きし、生き生きと人生を輝かせる秘訣を探る「ウーマンデイ！」。
今回ご登場いただくのは、釧路市愛国にある痩身エステ&リラクゼーションサロン「サロンドネオ35（サンジュウゴ）」オーナーの平間真弓さんです。作業療法士からサロンのオーナーに転身した平間さんに、起業を決意した経緯やサロンに込めた思い、今後の夢についてお聞きしました。

サロンドネオ35（サンジュウゴ）オーナー　平間真弓（ヒラママユミ）さん
釧路市出身。東京の専門学校に進学し作業療法士の資格を取得後、釧路の病院や施設で12年間勤務。子育て中のママの役に立ちたいと作業療法士の仕事を辞め、2024年5月にサロンをオープン。夫と5歳、3歳の子どもの4人暮らし。休日の子どもたちとのおでかけが癒やし。

天職だった作業療法士の仕事を辞めて、起業を決意

釧路では珍しい、お子様同伴OKのエステサロンを営むのは元作業療法士の平間さんです。彼女が作業療法士に興味を持ったのは中学生のころ。治療で入院していた際、同室の患者が作業療法士のリハビリ支援を受けて徐々に回復する姿を見て、その仕事にあこがれを抱くようになりました。
その後は、身体・精神障がいや老年期障がい領域で経験を積み、人の「支え」になる作業療法士を天職と感じていた平間さん。一方で、自身も出産や育児を経験しその大変さから「ママや子どもたちの役に立つ仕事がしたい」という思いもあったそうです。現職の資格を生かす道か別の分野に挑戦するか模索していた時、東京で定評のある痩身サロンを知りました。
「産後の体に悩みを持つ女性は多くいます。私も、妊娠中に急激に体重が増えて元の体型に戻すのに苦労しました。同じように悩むママを救いたいと思ったんです」。オンライン講座と研修で技術を習得した後、思い切って施設を退職し今年5月にサロンをオープンしました。

お子様連れでも安心して寛げるサロンを目指して

サロンドネオ35で提供するのは完全オールハンドのマッサージです。作業療法士時代の経験も生かして、筋肉や筋膜など体の深部までアプローチする施術は、燃焼効果が続くため慢性的な体の不調や疲労にも有用性があると言います。小さなお子様連れには、手軽なボディトリートメントもお勧めです。
開業から間もないにもかかわらず、リピーターも増えている平間さんのサロンですが、幼い子どもを育てながらの起業に初めは不安もあったそうです。「そんな時『本当にやりたいなら諦めないで』と同業の先輩方が励ましてくれました。私が奮闘する姿を見て、子どもたちも応援してくれています」。
平間さんは、サロンでママの外見だけでなく心も整えたいと考えています。「最近は、頼る場所が少なく産後うつやノイローゼになる方も増えています。ママが気軽に悩みを相談し、少しでも楽になれる場所にしたいです」。今後は子育て世代の交流も増やすべく、親子で参加できるイベントも企画していくそうです。