挑戦をし続け、ジャンルにとらわれない花屋を目指したい。「お花のギフトいざよいと花」の是川さん

2024年8月26日公開 / 2024年10月16日更新

釧路エリアで活躍する女性にお仕事や活動についてお聞きし、生き生きと人生を輝かせる秘訣を探る「ウーマンデイ！」。
今回ご登場いただくのは、釧路市愛国にある生花・ドライフラワーを扱う「お花のギフトいざよいと花」を経営する、是川祥子さんです。「いざよいと花」のほかに、まつげサロンのオーナーも務める是川さんに、お店を始めた経緯や複数の事業を展開する上での原動力、今後の夢についてお聞きしました。

いざよいと花、ハレとケ代表　是川祥子（これかわしょうこ）さん
釧路市出身。美容専門学校を卒業後、医療事務を経てまつげエクステサロンへ転職。3年の経験を積み、2018年にまつげサロンを開業。その後「いざよいと花」として、趣味だったフラワーアレンジメントのオーダーメイドやイベントなどで販売を始める。休日はドライブやウインドーショッピングで気分転換。

花の魅力が長く楽しめるドライフラワーに引かれて

昔から花が好きで、親戚が営む生花店を手伝っていた経験から、花の扱いに慣れていた是川さん。専門学校卒業後は美容の道に進みますが、花は常に身近な存在でした。「最初は自分で好きな花を飾って楽しむだけでした。けれど釧路ではなかなか欲しい花が見つからず、自分で花屋を開いたほうが早いと思ったのです」。
せっかく買った可愛い生花を捨てることに罪悪感を抱いていたこと、本業であるまつげサロンを運営しながら生花を取り扱うのは物理的に難しかったことから、お店はドライフラワー専門店に。「花として生まれたなら一番きれいな状態を残してあげたい」と花の美しさが際立つように加工や乾燥方法にもこだわってきました。
数人で始めたドライフラワー専門店「いざよいと花」ですが、2022年に法人化しました。「今後は、よりお客様の要望に応えたり、フラワーデザイナーとして表現の幅を広げたりするためにも生花の販売を始めたいと考えています」。

挑戦し続けれられるのは、後悔したくないから

まつ毛サロンとドライフラワー専門店、好きな仕事にチャレンジし熱中する一方で、法人化してからは経営や人とのかかわりで悩むことも多かったと語る是川さん。それでも歩みを止めず事業を拡大し続けられるのは、「やらないで後悔したくないから」だそうです。
「やるかやらないかで悩むくらいなら、行動に移さないともったいないと思うんです。新しいことを始める際に、障害になるのは自分自身のマインド。私は『まずは挑戦してから考えればいい』と自身のハードルを低くするようにしています」。
最近では、ウエディングやイベントなどの空間装飾のオーダーも増えています。「道東は自然が豊かなので、その魅力が伝わる空間デザインにも取り組みたいです。今まで培った技術やサロンでの経験も生かし、『ジャンルにとらわれない花屋』を目指せたら」と笑顔で語ってくれました。