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働く主婦のリアルボイス 働く主婦のリアルボイス|ラーメン店のホールスタッフ【醤油屋本店】

2018年8月20日 公開

インタビューしたのは/田中美香さん(44歳)
ご主人と小学校6年になる娘さんの3人暮らし。約1年前から、サンピアザ店のホールスタッフとして働いている。勤務時間は平日の10:00〜15:00、11:00〜16:30頃が基本。過去には百貨店や化粧品、アクセサリー販売の接客経験はあったが、飲食店はこのお店が初めて。

子育てやPTA活動を経て、人と接することの魅力を再発見。あらためて、接客業の魅力を感じています。

PTAの活動が、仕事復帰の大きなきっかけに。
独身時代から結婚後も、しばらくは販売の仕事をしていました。夫が札幌から地方へ転勤になったタイミングで仕事を辞め、娘が小学校5年生になるまで仕事はしていなかったんです。
仕事復帰した理由には、いろいろな思いがありました。娘が小学校4年生のときに、PTAの事務局をやらせていただいたんですね。活動のなかで、自分の子どもと異なる学年のお母さんたちと接したり、先生や地域の方々と関わる機会がありました。地域のお祭りに参加したりもするんです。そのときにあらためて、「人と接することの楽しさ」を感じて。かつて働いていたときは、人間関係などで悩んだこともありました。でも、出産を経て子どもが成長するにつれ、「自分も成長しないと!」と思っていた時期とも重なって。子育てを経験し、「100人いれば100通り。いろんな人間がいるからこそ、人間はおもしろいんだ」と感じられるようになったことも大きかったですね。自分自身も、これまでたくさんの人に支えられて生きてきたことを実感し、恩返しと言ったら厚かましいのですが、誰かの役に立ったり、誰かのお手伝いがしたいなと思うようになりました。子どもの成長とともに自分自身を振り返る時間ができ、さまざまな思いが湧き出てきたタイミングで「仕事に復帰しよう」と決めたんです。
家族には、「ラーメン屋さんなの!?」と驚かれ。
醤油屋本店で面接を受けることは、夫にも娘にも内緒にしていました。面接は約10年ぶりでしたし、落ちたら恥ずかしいなと思って、受かってから伝えることにしたんです。いざ働き始めることを伝えると、「え!ラーメン屋さんなの!?」って、ものすごく驚かれました。家族は経験のある販売の仕事で探しているものだと思っていたみたいですが、私はやったことのない接客がしてみたかったんです。この店は、一般的なラーメン店とも雰囲気が違いますし、かつて友達と訪れた際に「ラーメンもおいしいし、いいお店だな」という印象を持っていたんですね。仕事探しの条件は、家から近いこと、土日祝日に休みをいただけること、適度に忙しい職場であることの3つ。基本的に平日10:00〜15:00または11:00〜16:30のシフトで働くことができ、土日祝日にお休みをいただけることになったので、この店で働くことに決めました。ホールの仕事以外にも、丼によそったり、おにぎりを握ったり。「白菜のそぎ切り」など下ごしらえのお手伝いなんかもしています。
20代と今とでは、接客に対する心持ちが違います。
接客業の魅力は、やはりお客様から「ありがとう」の言葉をいただけることですね。なにかものすごいことをするわけではないのですが、お客様が「おいしいラーメン、ごちそうさま!」って、喜んで帰ってくださることが嬉しいです。店が開店してから15年が経ち、昔からの常連さんも多くいらっしゃいます。これまで働いてきたスタッフのみなさんが、大事にしてきた店の雰囲気を守り、今後「ひとりでもふたりでも常連さんが増えてくれたらいいな」と思いながら働いています。
昼どきはお客様が絶えないので、とにかくオーダーミスにだけは気をつけています。あらかじめ項目が書かれている伝票に、手書きで印や席番号を書き込みます。グループの場合、どなたがどのメニューを注文なさったかは記憶だよりになりますから、忙しい時間は頭がいっぱい!スープをこぼさないように、転ばないように、お客様のお荷物にかけてしまわないように注意しながら運んでいます。あっという間に1年が経ち、仕事に慣れた部分もありますが、「慣れ」には良い面も悪い面もあるものです。オーダーミスも「慣れ」によって起こるものだと思うので、仕事に慣れすぎないよう自分を戒めているところです。
以前は、同い年のお子さんがいるお母さん同士で話す機会が多かったので、話題は子どものことが中心でした。今は調理や野球観戦の話など、話題が子育て以外まで広がったことも変化のひとつだと感じています。これからは、もっと手際よく仕事ができるようになることが目標。20代の頃の接客とは違う気持ちで、仕事を楽しんでいる毎日です。

喜んでいただきたい、お役に立ちたいという気持ちを大切に、
主婦としての経験を生かしていただける職場です。

田中さんを面接した際に、明るくてさわやかな印象を持ち、うちの店に合っているなと思いました。当店は、ラーメン屋さんとして想像しがちな「いらっしゃい!!」といった威勢の良さではなく、家庭的でふわっと優しい店をイメージしているからです。田中さんが平日のみの勤務を希望されたように、なるべくその人の希望に合わせたシフトを組みたいと思っています。スタッフには、家庭も大事にしていただきたいですから。当店らしい優しい接客を大切にしていますが、マニュアルなどはありません。オーナーも常々、一人ひとりの個性を生かした接客をして欲しいと言っています。主婦の感覚やおもてなしの心を持って、自分なりの接客を大切にしていただきたいですね。深みのある接客が、主婦ならではの力だと思います。
店長/大澤さん

醤油屋本店 サンピアザ店

防腐剤を入れずに、製造翌日までに使い切る「特注縮れ麺」を使った昔ながらのラーメンを提供。昭和にタイムスリップしたような店内と、お母さんが切り盛りする食堂のようにくつろげる雰囲気が魅力のラーメン店。威勢の良さや、マニュアルのある対応とは一線を画し、スタッフの個性を生かした優しい接客を目指している。
札幌市厚別区厚別中央2条5丁目 サンピアザ地下3F
TEL.011-890-2327

働く主婦のリアルボイス

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