ー学生時代に妊娠されたとの事で、詳しいお話を!
札幌近郊のデザイン系大学に通っていた4年生の頃に結婚・妊娠をしまして、臨月で一番お腹が大きい時に卒業式を挙げました。その後、4月に友達が社会人1年生として歩み始めた時に出産し、私はママ1年生になったんです。
ー大変な事もあったのでは?
妊娠が分かった時はようやく内定も決まったタイミングでしたが、辞退しました。夫も当時、役者を目指していましたが、子育てに向けて転職という決断をしてくれて...もちろん大変でしたし、不安はありましたけど、産まない、育てないという選択肢は無かったんです。
ー周囲に同じようなママはいましたか?
もちろんいなかったですね。卒業後、友達はみんな社会人になってお給料が貰えるようになり、SNSを見ると買い物や旅行などキラキラした投稿ばかりで...。慣れない家事や育児でいっぱいいっぱいの私とは、まるで世界が違いました。私はなんだか自分だけが取り残された気分になっちゃいまして...。
ーそんな気分はどうやって解消を?
在学中から市や区、病院で開かれている講座や子育てイベントに参加して、ママとしての勉強はもちろんですが、孤独にならないよう出会いを増やす事にしていました。
今日一緒に来た横田さん(※)も、出産後に区の子育てイベントで知り合って友達になったんですよ。年齢は少し離れていますけど、お互いマイペースに好きな事をしているタイプなので、とても気が合うんです(笑)。偶然にも子どもが同じ産院で、同じタイミングで出産していたと後になって知りました。子ども同士も仲良いんですよ。