しゅふきたアプリアイコン

主婦(夫)の働くをもっと応援

しゅふきたアプリ

しゅふきたは主婦の「働く」を応援する北海道の求人情報サイト

設定

○○ママの好きなこと・大切なこと 寝かしつけが終わったら、今日の夜は何をして過ごそう!

2022年5月17日 公開 / 2024年10月8日 更新

スリープコンサルタント 久保田あやかさん

2歳9カ月の男の子ママ、久保田あやかさんのもうひとつの肩書は「スリープコンサルタント」。札幌を拠点に、赤ちゃんの夜泣きや寝かしつけに悩むママ・パパの相談に乗る活動をされています。
初めての子育てでご自身も夜泣きに悩み、「毎日夜が来るのが怖かった」。そんな状況を変えるべく、赤ちゃんの睡眠について調べ・勉強をしたことが現在の活動に繋がっていったんだそう。
久保田さんのお仕事に対する想いや、ご家族のほっこりエピソードなど様々なお話を伺いました!

Contents

1.夜泣きに悩み、毎日夜が来るのが怖かった
2.家族の存在が頑張るパワーに!
3.もっとスリープコンサルタントを身近な存在にしていきたい

夜泣きに悩み、毎日夜が来るのが怖かった


ー早速ですが、スリープコンサルタントとはどのようなお仕事ですか?

赤ちゃんの夜泣きや寝かしつけに悩むママ・パパの相談に乗り、お悩み改善をサポートさせていただくお仕事です。この仕事をするにあたって、「CISA認定小児スリープコンサルタント」という資格を取得。副業をしながらスリープコンサルタントとして働く方も多いですが、わたしはこの睡眠の仕事1本でフリーランスとして活動しています。

ーこのお仕事をされようと思ったきっかけは?
息子が生後4カ月くらいの頃、寝かしつけに時間がかかることや夜泣きに悩んでいて、毎日夜が来るのが怖かったんです。
なんとか自分の寝る時間を確保したい!そう思って、"ネントレ"(赤ちゃんが自分の力で眠りにつけるように習慣づけるトレーニング)について調べるようになりました。

赤ちゃんの睡眠に関する文献を読み、寝室環境や日中のスケジュール調整、寝かしつけ方法などを変えたところ、生後5カ月くらいから息子がしっかりと眠るようになっていったんです。寝かしつけが終わった後の夜7時からは自分の自由時間を過ごせるようになり、育児の負担がかなり減りました。
私と同じように、赤ちゃんの寝かしつけが楽になると救われる人がいるんじゃないか?そう思ったのが、赤ちゃんの睡眠を仕事にしてみようと考えたきっかけでした。

ー資格はどのように取得したのですか?

まずは赤ちゃんの睡眠に関する基本的なことを座学で勉強しました。その後実際に夜泣きや寝かしつけに悩んでいるクライアントのコンサルテーションを3名行い、改善までサポートをさせていただきました。レポートや試験などもあるのですが、無事合格し、CISA認定小児スリープコンサルタント資格を取得しました。


ー子育てしながらの資格取得ですよね。大変ではなかったですか?

それが、初めて勉強が楽しいと思ったんです!もともとジャンルとして興味があったことだし、自分自身の子育てにも活かせることなので、睡眠の勉強は苦にならなかったですね。毎日、息子を寝かしつけたあとの時間を勉強に当てていました。

▲「もともと勉強は嫌いなのですが(笑)睡眠に関することは勉強というよりも、情報を仕入れていた感覚でした。」と話す久保田さん

ーお仕事の具体的な内容を教えてください
普段はInstagramで赤ちゃんの睡眠に関する情報を発信しているのですが、そちらに「夜泣きに悩んでいます」「仕事復帰までに寝られるようになってほしい!」などお問い合わせをいただくことが多いです。コンサルテーションをすることが決まったら、お悩み内容をヒアリングし、改善するために何をすれば良いか、zoomやLINE通話で具体的にアドバイスをしています。
赤ちゃんの睡眠に関する知識や情報って、ネットに溢れてはいるのですが、誤った情報も多いですし、自分一人だと実践が難しいんですよね。睡眠に関する正しい知識や、そのお子さまとご家庭に合った最短ルートの改善方法をお伝えすること、ママ・パパがしっかりと実践できるようにサポートすることもスリープコンサルタントの私の大切な役割だと思っています。

ーどのくらい方の相談を受けたのですか?
去年の4月にスタートして、これまでに250名くらいのねんね相談を受けました。自身のサイトやInstagramのDM、最近はご紹介でお申し込みいただく方も増えてきました。
支援センターでママ同士が集まったときに、「睡眠に悩んだらこの人に相談したらいいよ!」って、周りのママさんにお話してくれるクライアントさんもいるみたいで、本当にありがたいです。

▲Instagramでは、ねんねに関するコラム記事も投稿。イラストも久保田さんが書いています。

ークライアントさんはどんな方が多いですか?
夜泣きが本当に大変で相談してくれる方はもちろん、育休からの復職に備えてお子さんの睡眠を整えたいという方、2人目育児で「上の子と関わる時間を少しでも作りたいから、赤ちゃんの寝かしつけをスムーズにしたい」という理由でご相談いただくなど、本当に様々です。

家族の存在が頑張るパワーに!


ーご主人も応援されている?

ホームページだったり、システムの部分を手伝ってくれたりして、実は影の立役者として私の活動を支えてくれています。わたしのやりたいことを「やってみたらいいじゃん!」といつも応援してくれているので、私には欠かせない存在です。


ー息子さんとのほっこりエピソードも聞きたいです!

最近どんどんおしゃべりが上手になりました。この間も雪解け道を歩いていたら「ママ気をつけて〜」と気遣ってくれてとっても嬉しかったです。公園で遊んだり、お散歩するのも好きですし、お家ではブロック遊びや"踏切ごっこ"をよくやりますね(笑)
あとは週1回、息子と一緒に幼児教室に通っています。教室を通して、息子の成長を見ることができるのが毎週の楽しみ。
最近はお仕事が軌道に乗って忙しい日もありますが、息子とふれあう時間が良い息抜きになっています。

▲親子でニッコリ!

もっとスリープコンサルタントを身近な存在にしていきたい


ーSAPPORO夜泣きゼロプロジェクトという活動もされていますね。

「夜泣きに悩むママ・パパをゼロに」の思いで、子どもの睡眠相談室「クークールナ」代表の川口リエさんと一緒に立ち上げたプロジェクトです。2人とも札幌を拠点に活動をしているので、定期的に、区民センターや保育園などで赤ちゃんのねんね講座と個別相談を受けるイベントを開催しています。

▲「ネンネ相談会」イベントでの久保田あやかさん(左)と、子どもの睡眠相談室「クークールナ」代表の川口リエさん(右)


ーこれからの目標を教えてください

スリープコンサルタントやスリープトレーニングは日本ではまだ珍しいですし、「夜泣きは耐えるもの」と思っている方もまだまだ多いです。
夜泣きは改善できることを、多くのママ・パパに知ってほしい。「夜が来るのが怖い」ではなく、「寝かしつけが終わったら今日の夜は何をして過ごそう!」と、ママとパパが寝かしつけをもっとポジティブに捉えられるよう、たくさんの方のサポートをしていきたいです。
将来的な野望は、睡眠に困ったとき気軽にご相談いただけるよう、保健師さんや栄養士さんと同じように、保険センターに常駐できるような職種になっていくことです!
あともうひとつは、"SAPPORO"夜泣きゼロプロジェクトを、"HOKKAIDO"夜泣きゼロプロジェクトへと拡大していくことでしょうか(笑)
睡眠習慣改善のサポートをすることで、赤ちゃんも、ママもパパも毎日ニコニコ育児ができるよう、これからも頑張っていきたいです。

▲夜ぐっすり眠ることで、日中はにこにこゴキゲンな赤ちゃん◎

▲クライアントさん親子と♪


ーありがとうございました!

スリープコンサルタント 1児のママ
久保田あやかさん

instagram:@ayakakubota.nemunemu
ホームページ:https://nemunemubaby.com/