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○○ママの好きなこと・大切なこと 食育は「生きる力」!

2022年2月24日 公開 / 2024年10月8日 更新

1児のママ 溝口 唯さん

現在二才の男の子を育てる、溝口唯さん。食育実践プランナーの資格をお持ちの溝口さんがInstagram上で発信している日々の食事記録には、その知識が存分に活かされ、簡単レシピの中に小技の効いた調理法の数々が初心者でもマネしやすい!と、たくさんのママからの人気を集めています。
自然体な物言いが魅力の、明るくチャーミングな溝口さんに、子育てのモットーや食に興味を持ったきっかけなど、様々なお話をお聞かせいただきました!

Contents

1.ネイリストとしてバリバリ働く20代
2.実は元料理嫌い。でもBLWと出会って食に興味が湧いたんです。
3.この子が生きて笑ってくれるだけで十分!

溝口さんのInstagramアカウント(@yuipon_cooking)では、初心者にも優しい簡単レシピや日々の料理記録など食にまつわる投稿をたくさん発信中!(Instagramから引用)

ネイリストとしてバリバリ働く20代


ーまず、結婚・出産はいつでしょうか?

結婚は2018年で2年後の2020年に出産しました。
息子のカイトは現在二歳です。

息子さんの成長記録や育児グッズを紹介している溝口さんのもう一つのInstagramアカウント(@yuipon.629)には素敵な親子ショットがたくさん!(Instagramから引用)

ーご出産まではネイリストをされていたんですね。
はい。専門学校を卒業後、ずっとですね。
最初は札幌にあるサロンで働いていたんですが、人気店だったこともありかなりの激務で...。
その後独立して札幌駅の近くで部屋を借りて一人でお店を持っていました。
前のお店の常連さんもよくきてくれて、有難いことに独立後も忙しくやれていましたね。

ーご結婚後もお仕事は続けてたんですか?
そうですね。出産のタイミングでお店は閉めることにしたんですが、結局ギリギリまでお店に立ってましたね。
1月出産なんですが、なんだかんだで12月末くらいまでお店に出ていました。

ーどうしてそんなギリギリまで?
う〜ん。お客さんに言われたらまだいけるかも...って思って(笑)。
お腹の大きい状態でネイルするのは机を挟むので結構大変ではあるんですけど、折角私の施術を求めてくれているから、それに応えたいという気持ちが大きかったんですかね。
ーネイリストのお仕事、お好きだったんですね!辞めた時は寂しくなかったですか?
いえ... とにかく開放感が前面にきた感じ(笑)!
ネイリスト時代は土日ももちろん仕事だし、技術の勉強にも忙しくて毎日駆け回っていたので、一回スッキリ!って感じでした。
それにすぐ息子も生まれて、それからは育児に全力だったので。

ーまたネイリストのお仕事復帰したいと思いますか?
そうですね。ネイルの仕事はすごく好きだったので、時期がきたら...。
でも以前のサロンは札幌駅付近にあったので、当時のお客さんもその辺りの方が多くて。今の私の生活圏とはちょっと離れているんですよね。
もしやるとしたら知り合いだけに声を掛けて自宅でプライベートサロンみたいな感じでひっそりやるのもいいかなと思ってます。

お世話になった先輩にやっていただいたというネイルも素敵でした!

実は元料理嫌い。でもBLWと出会って食に興味が湧いたんです。

ーInstagramのアカウントのお料理どれも美味しそうです!ずっと料理が得意だったんですか?
いえ、実は以前はむしろ料理には全然興味がなくて苦手なくらいで。
自分で食べる分であれば、ご飯にウインナーと目玉焼きのっけて、それにちょっと醤油垂らせば満足!みたいな食事をしていたんです(笑)。
本当にこだわりがなくて。

ー変わったきっかけは?
夫が健康オタクで、色々教えてくれた影響もあると思うんですけど、最初はふ〜んくらいで聞いてて(笑)。
大きく変わったのはやっぱり子どもが生まれてからですね。子どもにはなるべく安全で健康にいいものをあげたいっていう思いから意識がどんどん変わっていきました。
自分のためじゃなくてこの子のための食事作りだと思うとやっぱり違いますよね。
ー子育てを通して変わっていったのですね。
あとはBLWとの出会いも大きかったです。
たまたま友達から、海外で広まっている離乳食法としてBLW(Baby led weaning)の話を聞いて、私の求めていたものはこれだ!と思って。
まさに運命の出会い(笑)!
赤ちゃんが食べる順番や量を決めて、自分のペースで食べ進めていく離乳食法なんですが、栄養のこととか食材のこととかをたくさん勉強するきっかけになりました。
実際にこの子が選んで食べる様子を見ながら、どんなものなら楽しんで食べてくれるかとか、どんな調理法なら食べやすいかとか、たくさん考えられたおかげで食の奥深さも同時に学べました。
赤ちゃんと一緒に家族も食卓を囲んで食べるのもBLWの特徴なんですが、私たちと一緒にこの子が楽しそうに食事している姿を見てたらこっちまで嬉しくなっちゃって。
親子で一緒に食事を楽しめるのも魅力でしたね。

ーそれでどんどん食というものが好きになっていったんですね!
私の作ったものを食べてくれる姿は感動的だったし、自分も続けていく中であんな調理法もやってみたい!とどんどん料理の知識が広がったり上達していくのも楽しかったです。
この子が美味しそうに完食してくれたり、夫にも褒めてもらえたりするともっと喜んでほしいから頑張ろうって思えますしね。
SNSでの声も励みになってどんどん自信につながりました。

ー溝口さんの投稿、たくさんの方からのコメントがありますよね!SNSを始めたきっかけは?
カイトの成長記録メインのアカウントと、食事記録メインのアカウントの二つあるんですが、はじめは「こんなに可愛いカイトの成長過程が残らないのもったいない!」と、記録を残すために始めて(笑)。
SNS上に残っていると子どもの成長も時系列で見れるのがいいですよね。

天真爛漫な表情が魅力のカイトくん。取材スタッフにもたくさんの笑顔を見せてくれました。

それを見てくれた方からコメントをもらって、そこからメッセージをするようになったことで仲良いママ友もたくさんできました。
境遇が似ているから共通の話題で盛り上がれたり、子育てに役立つ情報もたくさん教えてくれたりする大事な仲間です。

ーもう一つのアカウントの方は?
食事記録のアカウントの方も日々の食事を記録しておきたいという気持ちと、家にいる時間が長いので、空いた時間で誰かのためになることをしたいという気持ちから始めて。
元料理嫌いの私だからこそ、同じく苦手意識のある方にも作りやすいものが届けられればと...。
でも、私の性格だと丁寧で時間をかけた投稿は絶対無理なので、ちょっと大雑把でもいいやー!くらいの心持ちで続けてます。
ちょとくらい失敗しててもそのまま載せちゃう(笑)。この人ウケるんだけどくらいに思ってもらえればそれだけで嬉しいかなって(笑)。

今では親子で料理も楽しんでいます。カイトくんは卵を割るのが得意なそう!

ー確かにくすっと笑えるテイストが魅力的です。溝口さんは食育の資格もお持ちですよね。
そうですね。BLWを進める中で、もっと食全般の知識を深めたいという思いもあり、食育実践プランナーの資格を一年前に取得しました。

ー家事育児の中で資格を取るのは大変ではなかったですか?
う〜ん。でも私、家ではあまり勉強したくなくて。家事の合間にだらだらする時間も確保したいじゃないですか(笑)。
なので家族での車のお出かけで助手席に乗っている時間を勉強に当てると決めて、その時くらいしか勉強してませんでしたね。
時間を決めてやる方がメリハリがつく気がして。結局思ったより難しくて、取得には想定より時間はかかっちゃったんですけど...(笑)。
約3ヶ月くらいで無事合格!取れた時はほっとしました〜。

ーその知識は投稿にも現れていますね!
少しでも私の勉強したことがこれから離乳食を始める方の参考になればと...。でも食は知れば知るほど深いのでこれからも勉強ですね!

この子が生きて笑ってくれるだけで十分!

ー子育てで怒ったりイライラしたりすることはありますか?

もちろん、めちゃくちゃイライラします(笑)。
でも、まだこの子は生まれて1年2年。わからないことが当然なのに、なんでやってくれないの!なんて思ってもしょうがないかなって思うようにしています。
子どもなんだから思い通りにならないことが当たり前ですし、期待しすぎないことが重要と、自分に言い聞かせながら日々過ごしていますね(笑)。
人に迷惑をかけるようなことは叱りますけど、それ以外の大抵のことは子どもらしくて元気でいいじゃん!くらいの気持ちです。
ーそのままを受け入れることが楽しく子育てできるコツなんですね。
実はこの子は生まれてすぐ入院経験があって。
吐き戻しがすごくて、腸の異常の疑いから手術を受けたんです。
結果疑いのあった病気ではなくそこは一安心だったんですが、術後の入院中はコロナの時期だったのもあって、ゆっくり面会もできず、母乳もあげられなくて、母としてできることはないかといろんな葛藤が生まれました。
その後無事退院して家に戻れた時は、何もしないで隣で一緒に寝転がっているだけでも、安心と愛しさのあまり涙が込み上げてきて。
そんな時期もあったからか、今は普通に生きていてくれるだけでもう十分だなっていう気持ちになっています。

ーその経験もあって、今の溝口さんの子育ての方針があるんですね。
「子どものために」とか「してあげてる」というより、全部私のためにやっていること、って意識が前提にありますね。
食のことも、私がこの子に栄養のあるものをあげることで安心できるし、美味しいっていう笑顔が見たくて勉強していること。
あとは、私この子にあまりテレビで動画とかは積極的に見せてこなかったんですけど、私の見たいテレビが見れないからっていう自分のための理由もあるんですよね(笑)。
でもそれがこの子の視力のためになったり、目に映るいろんなものに関心がいく機会が生まれたり、結果よかったと思えることにも繋がっていて。
子どものために自分の好きなものを全部犠牲にすることはなく、お互い楽しく生活していければwinwinかなと(笑)!

取材させていただいた場所は旦那さんのご実家。普段から気軽に行き来する仲なんだそうです。取材中もお義母さんと終始和気あいあいと話をされていて、とても和やかな雰囲気でした。

ーハッピーで素敵なお考えです!
子育てでイライラしたくないしできれば家ではいつも笑っていたいんですよね。笑いの絶えない家にしたくて。
いつも笑ってばっかりのママの方がカイトも楽しいかなって。

ー最後に同世代ママに何かアドバイスはありますか?
お母さんだからと言って子ども最優先になりすぎず、もっと自分のことも考えていいと思います!ママが笑っていたら、子どもも自然と笑ってくれますから。
あと食方面で言うとしたら、始めやすいのは、使う全ての食材を厳選するのは大変だから、手始めに家にある調味料をちょっといいものにしてみるのは結構アリだと思います!
そこから料理が楽しくなるといいですよね。

1児のママ
溝口 唯さん

溝口唯さんInstagram:
@yuipon.629
@yuipon_cooking