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○○ママの好きなこと・大切なこと 日常を切りとる写真

2022年9月9日 公開 / 2024年10月9日 更新

カメラマン 谷川有理さん

今回お話を伺ったのは子ども撮影をメインにフォトスタジオカメラマンとして活躍する谷川有理さん。プライベートでは現在4歳の息子さんを育てるママです。ママLifeイベントでは講師カメラマンとして登場してくれています!
そんな谷川さんにお子さんを可愛く撮るちょっとした撮影のコツやご自身の普段の生活のことなど、様々なお話をお聞かせいただきました。

Contents

1.息子が生まれたことで日常を残したいという想いが生まれたんです
2.ものづくりと子どもと関われる仕事がしたくてフォトスタジオカメラマンに
3.家事はゆる〜く夫を頼って助け合ってやっています

息子が生まれたことで日常を残したいという想いが生まれたんです


ー本日はママLifeの撮影イベントお疲れ様でした!

ありがとうございます!私もいろんなご家族と触れ合えたり、可愛い親子ショットがたくさん撮れて嬉しかったです。

ー普段から子どもの撮影には慣れていらっしゃるんですか?
写真館でカメラマンの仕事をしているので、スタジオでいつもお子さんの撮影をさせていただいています。
でも外での撮影ってなかなかないので、また違った楽しさがありますね。


ー谷川さん的、子どもをかわいく撮りたい時のコツって何かありますか?

子どもの年齢にもよりますが、こういう仕草や表情を撮りたい!ってイメージをガチガチに固めて、ああしてこうしてって言いすぎると小さいお子さんは飽きちゃったり嫌になったりしますよね。
なのであまり「カメラを見て」とか「笑って」とか指示は出さず、じゃんけんとかあっち向いてほいとかのゲームをしたり、子どもがその時興味を惹かれているものを一緒に楽しんだりしながら、"こっち見てくれたらラッキー"くらいの感覚でカメラを構えていると不意に出る自然な表情が撮れたりしますね。

イベントでは参加者の皆さんと和気あいあいと撮影大会!

ーなるほど、挑戦してみます!
普段のなんてことない日常の中の一コマでも、後で見返すと最高の一枚だ!っていうものが産まれたりもしますしね。

ー谷川さんはプライベートでも撮影はされますか?
出産前は仕事での撮影がほぼでしたが、息子が生まれたことで仕事以外でも写真を撮りたい・今の日常を残しておきたいと思うようになりました。
特に最近はこの子も大きくなって少し生活にゆとりが出てきたこともあり、家族での何気ない日常の瞬間をできる限り写真に残すよう意識しています。

愛息子の歩空(ほたか)くんと仲良しショット!

ーそれはすごい!
一時は毎日欠かさず続けていたのですが、最近はあえて写真を撮らないという選択をすることもあります(笑)。
でも意識していないと日々目まぐるしく過ぎていって、残っている写真が旅行とかイベント事とかの特別な時だけになってしまうなぁと思って。
日々息子は成長していて、その時々の素のままの表情が残っていくのってなんだかいいなと思ったんですよね。
なので普段の家で過ごす様子とか、スーパーに行った時とか、保育園の送り迎えとか。本当になんでもない時にも気付いた時にカメラを構えるようにしていて。荷物は重たくなるんですけどね(笑)。

「公園やスーパー、散歩道。あっ!と思った時すぐ撮れるようにできるだけカメラは持ち歩くようにしています」

ーでも確かにそういう写真ってなかなか残らないですもんね。
そうなんですよね。それにもちろん笑顔も可愛いんですけど、ふざけている時の顔とか、泣いている顔とか怒ってる顔とか、そういう瞬間も思いっきり感情が出てて、ありのままの可愛い姿だなとも感じるんです。なのでそういう瞬間も収めたくて。
でも怒っている時とか泣いてる時に撮るのってなかなか難しいんですよね。かわいそうになっちゃって。なのでタイミングを見て、こそっと...(笑)。
でもどんな瞬間でもやっぱり息子と夫との日々が私にとって一番の宝物なので、できるだけ多くの瞬間を切り取っておきたいです。

ーのちのちの思い出にも残りますもんね。
いつかはまとめて写真集みたいにして、息子が大きくなった時にも見せたくて。
本当に日々どんどんできることが増えていって、目に見えて成長しているな〜って実感するんです。そういう成長の過程も残せたらって思います。
今は始めて一年くらいなんですけど、これからもできるだけ続けたいですね。

ものづくりと子どもと関われる仕事がしたくてフォトスタジオカメラマンに

ーカメラマンになったきっかけは?
私、小さい頃からすごくテレビっ子で、テレビの裏方の仕事に憧れがあったんです。
専門学校はそんな気持ちから映像系の学校に進んだんですが、社会に出る前に本当に私のしたいことはなんだろうと見つめ直した時に「子どもと関わる仕事がしたい」という気持ちが芽生えてきて。
それで新卒では学校教材を扱う会社に就いたんですが、入社してやりたかった仕事内容とは少し違っているのに気付いたのと、私としては北海道で働きたいという強い思いもあったのですが入社早々道外転勤の話も出たので、転職を決意したんですよね。
そこで転職先として、専門学校時代に学んだ〝ものづくり〟と私の希望する軸である〝子どもと関われる〟の両方を叶えられそうな場所を探す中で、今のフォトスタジオの会社と出会ったんです。お子さんの撮影も多いスタジオなのでまさにこれだ!と思って。

ーそれはまさにぴったりのお仕事!
異業種転職ですし、働き始めはもう無我夢中でカメラの腕を磨く日々でした。
修行期は大変だったけれど結果現在も続けられているので、私には合っていた仕事なのかなと思います。
ープライベートと仕事の両立はできていますか?
プライベートはゆる〜い日々を過ごしてるんですけど、仕事に対しては結構ストイックタイプで。
働き始めてからしばらくはとにかく仕事に邁進していましたね。撮影以外でもアルバム整理や機材の勉強など、ただ目の前の業務を夢中でこなしていたし、勤めていくうちに取りまとめ的なポジションも任せていただいたこともあって、だいぶ時間の使い方は仕事への比重が高かった気がします。
そんな感じで20代半ばまでは仕事一直線であっという間に過ぎていったんですが、その後結婚をし、28歳の時に子どもができてからは「これは週5で今までと同じような働き方をしていたら倒れちゃうぞ...」と...。

ー小さいうちはお子さんとの時間もたくさんとりたいですもんね。
私一つの物事にすごく集中して取り組んでしまうタイプで、これまで自分だけの時間であれば仕事が最優先だったんです。
何事も出来るだけ妥協したくなくて、もちろん仕事も。それはもう全集中で(笑)。
でも子どもが生まれてからはやっぱり優先順位もつけられなくて...当然育児も全集中になるので、復帰して最初の頃はもうバッタバタで。
それで会社に相談をして、もろもろ配慮してくださり現在は以前よりセーブした働き方をさせてもらっています。

「お子さんだったりご家族だったり、いろんな方の最高の笑顔が見れるカメラマンの仕事。これからもできるだけ長く続けていきたいです」

家事はゆる〜く夫を頼って助け合ってやっています

ー家事も完璧にこなしたいタイプ?
いや、なぜか家事だけは手を抜きたくなるんですよね(笑)。
もともと独身時代もオンオフがはっきりしているタイプで仕事以外は基本ダラダラでした。
今でもそれは変わってなくて、なので家事に関しては結構夫を頼ってます。

ーそれは頼もしい!
七五三シーズンや入学シーズンはやはり忙しいので、そういう時は私が帰ったらもう食べるだけくらいにまで夫が料理とかもしてくれているんです。でもあんまり甘えすぎると「もうちょっと頑張って」とクレームがきます(笑)。

ー怒られちゃうんですか?
これまでは五分五分くらいで分けていたんですけど、今は仕事もセーブしているので家にいる時間も以前より確保できているんですよね。
なので以前の調子でやっていると「あんまりやってなくない?」と...。
まあ確かに!と思って、それからは頼るところは頼って、以前よりは私も頑張っています(笑)!

「私ほんとに不器用で家事は大の苦手なんですよね...それでもなんとかなりますから!」

ー保育園なども利用されていますか?
はい、息子が2歳になるちょっと前くらいから。
それまではできるだけ長い時間を一緒に過ごして成長を見届けたかったんですけど、コロナもあって全然外の世界と関わらないまま過ごしてきたので、もっといろんな人や物に触れてほしいっていう気持ちもあって。
でも入ったのも遅めだったせいか、最初の頃は預けようと思っても、もう大号泣(笑)。
息子、だいぶママっ子なので全然私から離れなくて...まあそんな姿も可愛いかったんですけどね。
最初の頃は慣らし慣らしでしたけど、さすがに今はだいぶ慣れて楽しく通えてるみたいです。

ーお家では息子さんとどのように過ごしているのですか?
最近、丁寧な暮らしに憧れて、ベランダ農園をはじめました。育っていく姿を見ているとどんどん愛着が湧いてくるんですよね〜。
息子も興味あるみたいで一緒に育つ喜びを共有しています。
梅干し作りとかお菓子作りも最近始めたんですがこれも息子と一緒に楽しんでいます。
これからもそんな日常の何気ない楽しみをたくさん一緒にやっていきたいですね。そんな日々の思い出の写真も欠かさず撮っていますよ!
いつか大きくなった息子と「こんなことしたね、あんなことあったね」って見るのが今から楽しみです。

カメラマン
谷川有理さん