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○○ママの好きなこと・大切なこと 「ママ」も「わたし」も楽しみたい!

2022年10月28日 公開 / 2024年10月26日 更新

ハンドメイド教室Le Petit Bonheur 代表 江端 祐佳さん

本日ご紹介するのは江端 祐佳さん。4歳の男の子を育てながら、札幌市を拠点にハンドメイド雑貨づくりの教室を運営されています。
「不器用で、ミシンも使えなかった」と語る江端さんが、教室を運営するまでになったいきさつ、レッスンを行うなかで気付いた「自分が好きなこと」についてお話を聞きました。

Contents

1.自ら選んだ専業主婦。でも周りを見て焦りが...
2.生徒さんと関わるなかで気付いた、自分の好きなこと
3.ハンドメイドを通してできた新しい繋がり

自ら選んだ専業主婦。でも周りを見て焦りが...


ー現在の活動について教えてください

お子さま向けハンドメイド雑貨の販売と、自宅でハンドメイド教室「Le Petit Bonheur (ルプティボヌール)」を運営しています。
また、最近ベビーマッサージの資格を取得をしたので、お友達ママと一緒にイベントを開催できたらいいなと計画中です。

ー可愛い作品ばかりです…!
うれしいです〜!ありがとうございます。ロゼットを中心に作りはじめ「あれもかわいいな、作ってみよう」と、作品を増やしていきました。コースター、ウエットティッシュのケース、リース、おむつケーキ...いろいろあります。ナチュラルテイストで、女の子も男の子も使えるデザインを意識しています。
ーその前は保育士さんだったのですね
はい。地元である小樽と、結婚後は札幌の保育園で働き、出産を機に退職しました。
息子が3歳になるまでは自宅で子育てをしたいと思い専業主婦を選んだのですが、周りの友達が産休・育休を経て仕事復帰していくのを見て、自分には収入が無いことに焦ってしまったんです。そこで自宅で収入を得る方法はないかと考え、ハンドメイド作品を売ってみることにしました。

ーもともとハンドメイドはやられていたのですか?
実はわたし不器用で、ミシンも使えなかったんです。
最初に作ったのはハーフキューピー。(※赤ちゃんのハーフバースデーをお祝いする着ぐるみのようなもの)必死に手縫いで完成させ、フリマアプリで送料込み999円で販売しました。でも販売価格を時給換算してみたら、1時間あたり200円!?と考えてしまって...(笑)
どうしたらハンドメイドが仕事になるだろうと考えていたときに、Instagramで「週3日で10万円作るママになる」というハンドメイド講座のキャッチコピーを見つけて。講座を受講し資格をとり、スキルを身に着けたい。そしていずれ教室をやってみようと決心しました。

ーどのような講座だったのですか
ロゼット作りの講座です。その講座を主催している協会に所属することで、わたし自身もロゼット作りの講師としてレッスンができるようになりました。SNS運用や集客方法についても学んだのち、1年ほど前から教室をスタートさせました。

写真右にあるのがロゼット。真ん中の丸い部分はマグネット式で付け替えることができ、いろいろなデザインを楽しめるのだそう。

生徒さんと関わるなかで気付いた、自分の好きなこと

ーレッスンはご自宅でやられている?
はい。自宅で対面か、オンラインで受けることもできます。割合としてはオンラインレッスンの方が多いですね。オンラインの場合は、事前に生徒さんに材料のキットを発送し、顔と手元をカメラで撮影して行っています。

ー頻度は月にどのくらいですか?
だいたい月15〜20回くらいです。マンツーマンもグループレッスンもあります。生徒さんのご希望に合わせて、土日に開催したり、お子さんを寝かしつけたあと夜22時からスタートすることも。スケジュールによっては夫や父母が息子を見ていてくれるので、感謝しています。

ー自宅でお仕事ができるのは良いですね。
息子はいま幼稚園に通っているのですが、午前保育が多かったり、体調不良で呼び出しがあったとしてもすぐにお迎えができるので、自宅で仕事ができてよかったなあと思います。

ー初めての子育てはどうでしたか?
今思うと育児ノイローゼだったと思います。「保育士だったから」「いまは専業主婦なんだから」と自分にプレッシャーをかけてしまって。毎日家中を消毒・床拭きして、ピカピカにしないと落ち着かないというか...。さらに新型コロナが流行し、児童館は休館。夫の仕事は夜勤が多く、友達にも家族にも会えず家で息子と2人きり。もちろん子どもは可愛くて子育てを楽しんではいましたが、大人と話せないことがとてもしんどかったです。夫や母からも「あの時は雰囲気がピリピリしていたよ」と言われてしまいました(笑)

ーそれは大変でしたね...
そんなつらい時期をハンドメイドが救ってくれました。自分の作った作品をご購入いただけた嬉しさや、収入を得られるようになった安心感はもちろん、教室を通してたくさんの生徒さんとお話することが自分を取り戻すきっかけになったと思います。
生徒の9割はママさん。ママ同士だとハンドメイドのことだけでなく、子育ての話でも盛り上がりますね。「久しぶりに大人と話せて嬉しかった」とよく感想をいただけて、私自身も子育ての良い息抜き時間になっています。レッスンを通して自分は人と関わること、おしゃべりすることが好きなんだなと気付きました。

ハンドメイドを通してできた新しい繋がり

ー教室をやっていて楽しいと思う瞬間は
レッスンはお子さんと一緒に受けてくださる方もたくさんいます。リピーターの方だと、画面越しにお子さんの成長も感じられるのが嬉しいですね。また、東京や九州など北海道外に住む生徒さんもいらっしゃって、全国に住む様々な方とお話できるのも楽しいです。
レッスンを通して仲良くなった方とは、一緒にランチに行ったり、夜にオンライン飲み会をすることも。ハンドメイドがきっかけで新しい出会いが増え、大切なお友達がたくさんできました。

ーほかにもほっこりエピソード、ありますか?
親子で参加できるパッチンピン作りのレッスンを行った時、参加してくれた男の子が「仲良しの女の子にプレゼントするんだ」と一生懸命作っているのを見て、キュンとしちゃいました!

(Instagramから引用)

ーか、かわいい...!息子さんと一緒に作品を作ることはありますか?
幼稚園が休みのときに一緒にロゼット作りをしました。
真ん中のくるみボタン部分にイラストを書いてもらって。息子もとっても楽しそうでしたし、子どもの発想力って素敵だなと感じます。

親子で作ったロゼット。息子さんが真ん中のイラストを書きました♪

ー最後に、これからの目標を教えてください!
ワークショップや交流会などママ同士が繋がれる場所をつくりたいです。
そしてたくさんのママが、「ママの時間」と「わたしの時間」どちらも楽しめる、きっかけになったらいいなと思っています。

(Instagramから引用)

ー江端さん、ありがとうございました!

ハンドメイド教室Le Petit Bonheur
代表 江端 祐佳さん

Instagram:@lepetitbonheur721