▲自分の子どもに叱る時、必ず「あなたが大切だから」と伝えるようにしていると青木さん。「性教育を伝えるのも、子どもが大切だからというメッセージを伝えたら、必ず耳を傾けてくれるはずです」
ーご自身について教えてください
保育士として12年勤めた後、縁あって保育士専門学校の講師を4年勤めていました。4年前から性教育アドバイザーとして活動しています。私生活では中学2年生の長男、中学1年生の長女、小学5年生次男の3人兄弟を育てています。
ー性教育を学びはじめたきっかけは?
保育士として勤めていた頃、保護者から「子どもに『赤ちゃんってどこから来たの?』と聞かれた際、どう答えていいのか分からない」と相談を受けていました。私自身、自分の子どもに答えることができていない所にモヤモヤを抱えていました。ところが欧米ではタブー視せず、家庭や学校できちんと教えていると知って驚き、同時にどうして日本では教えないのだろうと疑問を抱いたんです。
ー性教育は、どんなことに繋がるのでしょうか
異性のことを理解し、性にまつわる誤解を解くこと。端的に言えば、女性にやさしい社会をつくることができます。例えば生理について男性や社会全体での理解が深まれば、当たり前のように「生理休暇」がとれますよね。