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○○ママの好きなこと・大切なこと 機会・場所・仲間を作りたい!

2023年3月20日 公開 / 2024年10月25日 更新

hug*cafe代表・イベントクリエイター
山口真規子さん

モットーは「みんなのやってみたい!を叶える自分らしくいられる場所づくり」。2015年に「hug*cafe」を立ち上げてこれまで数多くの育児イベントなどを主催してきたほか、2021年にはオンライン交流コミュニティ、2022年には札幌市西区にコミュニティスペース「hug*cafe BASE」を開設するなど次々に新しい挑戦を続ける山口さん。これまでの歩みと今、これから目指す世界などについてお話を聞きました。

Contents

1.原点は「ママ友が欲しい」という自身の思い
2.「機会」「仲間」「場所」が揃えば夢は叶う!
3.つくりたいのは「誰もが自分らしく居心地よく過ごせる場」

原点は「ママ友が欲しい」という自身の思い


ー「hug*cafe」について簡単に教えてください。

私が代表を務める「hug*cafe」の柱は3つ。親子向け、ママ向けを中心とするイベントの企画、オンラインコミュニティ「hug*cafe club」の運営、コミュニティスペース「hug*cafe BASE」の運営です。みんなの「やってみたい!」を叶え、誰もが自分らしくいられる場所であることを目指しています。
オンラインコミュニティのメンバーは約80人。30〜40代の子育てママが中心ですが、お子さんのいない方もいます。オンラインを中心にイベントを開催したり、共通の趣味や好きなことを持つ人同士で集まった「部活動」を作ったりして交流しています。

ー「hug*cafe」のルーツは、長女の妊娠中だったと伺いました。
はい。長女を授かった2012年当時、函館から江別に引っ越したため知り合いもいなくて孤独で...。市役所に行って「どこに行けばママ友ができますか?」と聞いたこともありました(笑)。
その後、当時人気があったSNSで、同時期に出産する妊婦さんに呼びかけてコミュニティをつくったのが始まりです。それが私にとって大切な居場所となり、次第にメンバーが増え実際に会うことも増えたことから、2013年に札幌で育児サークル「happy hoppe」をスタートさせました。


ーその頃、本の出版もされたとか?

2014年に出版した「くつろぎおやこカフェ」のことですね。私、カフェが大好きなんです。子どもが生まれてからも趣味のカフェ巡りを楽しみたいという思いでサークル内に「札幌ママカフェ部」をつくり、子連れで利用できるカフェの紹介本を作成しました。2020年に4年ぶりに最新刊(第4弾)を発行し、21年からは無料配布しています。
カフェの情報だけでなく、子連れで集まれるレンタルスペースや「hug*cafe」の活動の様子なども紹介しているんですよ。
ー第1子出産後、ずっと札幌で活動を続けたのですか?
主人の転勤があり、転居先の苫小牧市、八雲町でもママカフェ部を立ち上げました。長女に加え、2015年生まれの長男、2017年生まれの次女を育てながら、いろいろなイベントを企画、主催してきました。札幌に戻ってきたのは2019年です。

ー「hug*cafe」設立後、すぐにコロナ禍が始まりましたね。
「hug*cafe」としての活動はかねてから続けてきましたが、札幌に戻ったのを機にボランティア色が強かった活動を、企業として腰を据えてやってみようと考え、2020年1月に個人事業主として開業しました。その直後でしたね、新型コロナの流行が始まったのは...。
ーやめようとは思わなかった?
まったく思いませんでした。むしろ、こういう時こそ人と人とのつながりが大切だと再認識しましたから。会員制のクローズドな集団にすることで、かえって安心して参加できるのではないかという気持ちもありました。
オンラインコミュニティの「hug*cafe club」を始めたのは翌年で、コロナ禍で人と人とのつながりが断たれる中、貴重な交流の場をつくれたと思っています。その中でやはり実際に交流したいという声や私自身の思いもあって、2022年5月、このコミュニティスペース「hug*cafe BASE」のオープンへと至るわけです。

「機会」「仲間」「場所」が揃えば夢は叶う!

ー「hug*cafe BASE」とはどんな場所ですか。
約40平方メートルのスペースで、イベントやワークショップ、ハンドメイドの雑貨販売などを行っています。レンタルスペースとして貸し出しも行うほか、何もない日はコワーキングスペースとしての利用もできます。
クラウドファンディングで開設資金を集め、子育て中メンバー10人ほどで運営にあたっているんですよ。見学はいつでも大歓迎です。
ーすごい! 使い方次第でいろいろなことができそう...。
運営メンバーにも「hug*cafe club」メンバーにも、本当に多彩な人がたくさんいるんです。ハンドメイド作家のほか、デザイナー、出張シェフ、看護師、保育士、エステティシャン、セラピスト...。やりたいことを見つけてお互いに応援し合ううちに、仲間に背中を押されて起業したり、自分でイベントを開く人も多いんですよ。メンバー同士で、出張シェフやベビーシッターなどのサービスを利用し合うこともあります。
将来的には「ママたちのスキルバンク」のようなものにもつなげていきたいですね。1人では無理でも、チームを組めば実現できることもありますし。

ーどんなことでもできちゃう気がしてきますね!
「やってみたい」を叶えるために必要なのは「機会」「仲間」「場所」の3つだと思うんです。最初に「hug*cafe」では「イベント企画」「hug*cafe club」「hug*cafe BASE」の3つが柱になっているとお話ししましたよね。つまり、機会、仲間、場所がそろっているので、なんでもできちゃいます!!

つくりたいのは「誰もが自分らしく居心地よく過ごせる場」

ー「一人ひとりが輝ける場所」ということなんでしょうか?
いいえ、別にキラキラしなくてもいいんです。安心して、自分らしくアットホームに過ごしてもらえれば。
例えばメンバーのなかには専業主婦や「ただイベントに参加したい」「みんなのやり取りを見ているのが好き」という人もたくさんいます。そういう人も大切な仲間ですし、決して居心地の悪い思いをしてほしくないと思っています。
自分が「hug*cafe」の活動に救われて楽しく子育てできたので、他の誰かにとってもそういう場になってくれれば、というのが願いです。
ー山口さん自身の息抜きはどんなふうにされていますか。3人のお子さんの育児と「hug*cafe」の活動で日々忙しいのでは。
「hug*cafe」の活動そのものが、私の息抜きになっています。仕事であり息抜きであり、生きがいでもあるんです。

ー最後に山口さんの夢を教えてください。
今年の1月には、個人事業主だった活動を「一般社団法人hug cafe club」として法人化しました。
自分がやりたい!と思ったことを好きなときに、好きなようにやること。そして私だけでなく、周りのみんなもそうできるような場所を作ることを今後も続けていきたいです。

ー山口さん、ありがとうございました。夢の実現を応援しています!

hug*cafe代表・イベントクリエイター
山口真規子さん

hug*cafe Webサイト:https://www.makiko-hugcafe.com/