ーご出身は?
愛知県です。今は札幌で保育士をしていて、昨年秋に2人目の子どもを出産し、育休中です。結婚をきっかけに北海道に来たので、初めは知り合いもいませんでした。
ーそんな中での初めての出産、子育ては大変でしたね。
何もかもが初めてで苦労しましたね。コロナ禍で出産も一人だったし、面会もできなかったので、メンタルが沈んでしまうこともありました。夫が産後すぐ「産後パパ育休※制度」を利用して1週間の休みをとってくれたんですけど、本当にあっという間で...。
※産後パパ育休:子の出生後8週間以内に4週間まで、2回に分割して取得できる。労使協定を締結した場合は、労働者が合意した範囲で休業中の就業も可能。
ーその後、日中一人で子育てをするのは大変でしたか?
睡眠も充分にとれていなかったので、辛かったですね。産後2ヶ月くらいは精神的に落ち込んだりもしました。義理のお母さんが手伝ってくれたりもしたんですけど。せめて体調が元に戻るくらいまでは夫にもいてほしかったなというのが正直な感想でした。
ーそんな経緯もあって、2人目のお子さんが生まれたときはご主人も育児休業制度(※)を利用されたのですね。
妊娠がわかってすぐ、夫の方から育休を取得したいと切り出してくれたんです。年子出産ということもあり、私もとってほしい望みはある反面、その間の収入やキャリアの面では正直なところ心配がありました。でもその点は会社も色々相談に乗ってくれて。収入は確かに一時的に減ってしまうんですけど、キャリアや復帰後の仕事については支障がないと知り、ホッと一息。その後、4ヶ月間の育休をとることが決まりました。
(※)育児休業:子が1歳(一定の条件を満たす場合は、最長で2歳)に達するまで育児休業の取得が可能な制度。父母ともに育児休業を取得する場合は、子が1歳2か月に達するまで取得できる(「パパママ育休プラス」制度)。