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○○ママの好きなこと・大切なこと ママも子どもも「好き!」の気持ちを大切に。

2023年7月7日 公開 / 2024年10月9日 更新

2児のママ・ダンスインストラクター 神代明子さん

4歳男の子と3歳女の子を育てる神代明子さん。社労士事務所で事務として働くワーキングママでありながら、ダンスインストラクター、インスタグラムで子どもの習い事情報発信(@sapporo_naraigoto)など多方面で活躍されています。活動の原点となるダンスへの想い、ママならではの視点で続ける様々なチャレンジについてお話を聞きました。

Contents

1.習い事で始めたダンスがライフワークに
2.誰かの役に立つ情報を届けたい
3.ママならではの視点で企画したダンスレッスン

習い事で始めたダンスがライフワークに


ーまずはダンスを始めたきっかけと、これまでの活動について教えてください。

両親の勧めで6歳のときに芸能事務所に所属し、CM出演などと平行してダンス・歌・楽器のレッスンを受けていました。その中で特に熱中したのがダンスです。スポットライトを浴びてステージで踊るのがとっても楽しくて。人前でも緊張することは無く、お客様が多ければ多いほどテンションが上がるタイプでした(笑)
その後、ダンス&ボーカルグループのバックダンサーを経て、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのチアリーディングチーム「ファイターズガール」に。現在は社労士事務所の仕事と、ダンスインストラクターのWワークをしています。習い事として始めたダンスがライフワークになるなんて、きっかけをくれた両親に感謝です。

ーファイターズガール時代はどのような思い出がありますか?
高校卒業後に受けたオーディションで合格し、4年間在籍をしていました。当時はファイターズガールのファン投票があり、30名ほどいるメンバーの中から1位に2度選んでいただいたことは嬉しい思い出です。私たちの役割はパフォーマンスを通して野球観戦を盛り上げること。お客様に楽しい時間を過ごしてもらえるように、いつも笑顔で踊ることを心がけていました。そんな姿勢を評価いただいたのかもしれないですね。
また、ファイターズガールのお仕事だけでは生活が厳しかったので、アルバイトを4つかけもちしていました。昼間はデパートのお菓子売り場で働き、夕方から試合でパフォーマンス。試合後にダンスレッスンをして、夜は居酒屋でアルバイト...なんて日も。体力的には大変なこともありましたが、毎日が充実していて、つらいとは思いませんでした。

▲ファイターズガールとしてパフォーマンスをする神代さん(提供写真)

誰かの役に立つ情報を届けたい

ーファイターズガールの活動を終了されたあとはどのようなお仕事を?
結婚・出産を見据えて長く続けられる仕事をしてみようと、事務職に転身しました。それまでずっとエンタメの世界に身をおいていたので、ガラッと環境を変えた分、慣れるまで戸惑うこともありました。
4年前に長男を妊娠したとき、私がその会社で初めて産休・育休を取得する社員だったんです。そのため社労士(社会保険労務士)の先生に来ていただき、手取り足取り申請業務を教えてもらった経験から、社労士の仕事に興味を持つように。保険や出産・子育てに対する国の制度は様々ありますが、どう手続きすればいいのか分からない、複雑で難しいと感じてしまう女性はほかにもいるはず。社労士になり、同じ気持ちを持つ女性を助けたいと思ったんです。この出来事がきっかけで社労士事務所に転職し、事務の仕事をしながら社労士資格の取得を目指しています。とても難易度が高い国家資格なので、子どもを寝かしつけたあとや早朝、お昼休みに勉強を続けています。
ーInstagramでの発信を始めたのもその頃からですか?
ママに役立つ情報を届けたい・情報交換がしたい、という想いでInstagramアカウント(@sapporo_naraigoto)を開設し、転職の経験談や、子連れにおすすめのお出かけスポット紹介などをしていました。

ー現在は子どもの習い事に関する投稿が中心ですね。
私がダンスと出会えたように、自分の子どもたちにも、好きなこと・自信を持てることを見つけてほしい。習い事がそのきっかけになればと、まずはいろいろなジャンルの習い事体験会に行ってみようと思いました。
ですが習い事について調べ始めてみると、情報収集が難しいなと感じたんです。ざっくりとした内容やメニューは分かっても、月謝がいくらで、どんな先生なのか、交通の便はどうなのか、通っている人のリアルな口コミなど...もっと詳細まで知りたいなと。さらに人気のスクールは体験会の予約がすぐ満員になってしまったり、キッズアートや世界各国の楽器に触れられる音楽教室など、子ども向けの習い事が多様化していることもママになって初めて知りました。他のママさんもこういった情報を求めているのかも!とひらめき、インスタの発信を「子どもの習い事」に特化したものにしていきました。

ーちなみにお子さんは今どんな習い事を?
2人とも体操教室に通っています!他に長男は空手、長女はアート教室に興味があるようで。実は私、極真空手も習っていた経験があり、私が教わっていた先生のところに長男を通わせてみようかなと考え中です。

Instagramから引用

ーフォロワーもどんどん増えていますね!何か生活に変化はありましたか?
webメディアで「習い事」に関するコラムの執筆依頼がくるなど反響がありました。
また、自分の経歴も少しずつ発信しているうちに「ダンスインストラクターをやってみないか」と声をかけていただけて。ダンスに関わる仕事にいつかは戻りたいという気持ちはずっとありました。ただ演者として活動をすると、どうしても生活が不規則になってしまいます。家庭を大切にしつつ「自分のできる範囲で、強みを活かしてやれることはなんだろう」と考えたとき、ダンスを教えることならできるかも...とちょうど考えていた時期だったので、お話をいただいたときは迷わずOKをしました。

ー周りの反応は
主人や実家がとても協力的で、夜間や土日にレッスンが入った時は子どもたちを見てくれています。その分仕事の予定が無い週末は、家族でお出かけしたり公園で思いっきり遊ぶなどみんなで過ごす時間を楽しんでいます。社労士事務所の方も、シフト調整やリモートワークをさせてもらうなど配慮いただき、ありがたいです。

▲エスコンフィールドへ試合観戦に。(提供写真)

▲ほほえましい兄弟写真♪(提供写真)

ママならではの視点で企画したダンスレッスン

ー神代さんが企画されたダンスレッスンもあるそうですね!
先日、ファイターズガール仲間だった友人と一緒に、初心者・大人の女性に向けたK-POPのダンスレッスンを行いました。私たちが子どもの頃は、ダンスの習い事ってそこまでメジャーではありませんでしたよね。周りでも「ダンスをずっとやってみたかったけど、今から始めるのはハードルが高い」「若者が多くて不安」「子どももいるし...」などの声をよく聞いていて。託児サービス付きの初心者向けダンスレッスンがあれば、ダンスにずっと興味があったママも参加しやすいのではないかと企画しました。

▲提供写真

ー子連れOKはあっても、託児サービス付きはめずらしいですよね。
そうなんです。とことんママに寄り添った内容にしたくて。レッスン料は当日に現金払いで、お子さんの体調不良で参加できなくなってもキャンセル料は無し。会場選びにもこだわり、駅チカで車でも行ける、明るく清潔感があるなどの条件で探しました。おかげさまでたくさんのママに参加いただけて、この企画は今後も定期的に開催したいと思っています。

ーマルチにご活躍される神代さんの原動力は何なのでしょうか。
いろいろな挑戦をすることが楽しいんですよね。自分の子どもたちには私が楽しみながら奮闘をする姿を見せることで、何か刺激になればいいなと思っています。
また、子育てを通して経験したことや感じたことを発信するなかで、少しでも誰かの役に立ったり、ママが新しい一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。

ー神代さん、ありがとうございました!

神代明子さんinstagram:@sapporo_naraigoto