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○○ママの好きなこと・大切なこと 愛の記憶を語り継ぐ写真を

2022年12月20日 公開 / 2024年10月9日 更新

ライフスタジオ 札幌白石店 フォトグラファー 塩崎 あかねさん

「ライフスタジオ」は、約20年前に東京青山エリアに1号店をオープンしたフォトスタジオ。自然光を生かしたハウススタジオのスタイルを特徴に、日本で初めて完全予約制や撮影データ提供を取り入れました。東京では予約の取れない人気スタジオとして知られ、2022年6月には「札幌白石店」が北海道に初上陸!そのフランチャイズオーナー兼フォトグラファーであり、二児の母でもある塩崎あかねさんに、これまでの歩みや仕事への思いを伺いました。

Contents

1.産休・育休中に模索した「どうあるべきか」。
2.起業に踏み切れたのはご主人の存在があったから。
3.人生経験と出会いが、「美しさ」を表現する写真に。

産休・育休中に模索した「どうあるべきか」。


ーご出身は北海道?

いいえ、生まれは静岡県です。小学生の時からバスケットボールを始め、大学進学で上京してからもスポーツ一色の生活でした。今はフォトグラファーですが、実は長らく写真とは無縁だったんです(笑)。大学卒業後に就職したのもスポーツショップでしたしね。

ー意外ですね。写真との出会いは?
私が働いていたスポーツショップは、NBAのプロ選手やインカレ優勝チームなど有名プレイヤーが訪れるお店だったんです。お店に「○○選手が来店しました」というメッセージを写真とともに飾っていたのが、出会いの瞬間を切り取って収めるという原点といえば原点かも...今振り返ればですが。
ー「ライフスタジオ」に転職した理由は?
ビビビときたから(笑)。スポーツショップに勤めている時、将来のキャリアに思いを馳せるようになりました。で、好きなことを紙に書き出したり、新しい仕事を探したりするうちに、某SNSの「写真で食う」というコミュニティを見つけたんです。そこで「ライフスタジオ」のことを知り、求人を探して思い切って写真業界に飛び込んでみました。主に関東圏の店舗で15年ほど働き、札幌出身の主人と結婚したのを機に2019年に北海道に移住したんです。

ーん?FCが北海道に初進出したのは2022年では...?
はい。当時は上の子がまだ5カ月だったこともあり、オンラインの仕事が中心でした。ただ、そうこうするうちに2人目の子どもを授かり、フォトグラファーとして活動するのが難しい状況だったんです。でも、産休・育休中に今後の仕事や子育てについて見つめ直し、一人の女性・社会人としてどうあるべきか模索することができたと思います。

ー模索した結果は?
もちろん、現場で写真を撮りたいという気持ちでした。

塩崎さんの右隣はスタッフの山下さん。2022年4月に新卒で入社。面接時の「今回、もしご縁がなくても、再募集があったらもう一度面接してもらえますか?」の一言が印象的だったとか。

起業に踏み切れたのはご主人の存在があったから。

ーFCオーナーとなった経緯は?
「ライフスタジオ」はスタッフの成長がお客様の満足につながるという考え方。これまでも社長にゼロから写真について教わりましたし、勉強会や旅行などで人生経験を積ませてもらいました。さらに、社歴の長いスタッフにはFCとして独立するチャンスも与えてくれる素晴らしい会社です。そんなライフスタジオに今まで育ててくれた恩返しをしたい気持ちと、札幌で自立していきたい思いが強くなり、オーナーになることを決めました。

ー起業するのは迷いませんでした?
それはもう、グルグル悩む日々。ただ、先輩ママからは「子どもが小学校になると帰宅時間が早くなるし、やるなら今だよ」とアドバイスももらいました。何より、私が起業に踏み切れたのは主人の存在があったから。専門学校教員という職業柄、土日が固定でお休みで、週末は完全ワンオペで育児をしてくれます。家のことも随分と任せられるので頭が上がりません(笑)。フォトスタジオは土日が書き入れ時なので、主人がいなければ成り立っていなかったと思います。

鍼灸の専門学校で教員を務めるご主人。平日は帰りが早いほうではないそうですが、翌日の晩ごはんの準備をしているそう。「夜の10時から子どもの大好きな唐揚げを作ることもあります(笑)」

ーでも、家族の時間はどう作っているの?
平日は私が保育園のお迎えに行き、ご飯とお風呂をワーッと済ませています(笑)。定休日は子どもたちと一緒に過ごしますし、主人が有休の場合は社員旅行としてスタッフも含めて登別に出かけたことも。欲張りかもしれませんが、仕事も家族との時間も大切にしたいんです。

人生経験と出会いが、「美しさ」を表現する写真に。

ーお子さんが生まれてから変わったことは?
う〜ん...社会人としての自分に母としての側面がプラスされた感覚で、楽しみが増えましたね。実は、不妊治療を3年間続けた結果、最後の最後に「トライせずに後悔するなら」と一歩を踏み出してやっとのことで第一子を授かりました。以前は結婚して子どもを授かるのはごく普通にできることだと思っていましたが、それが当たり前ではないんだ...と。家族と食事を楽しみ、子どもとお風呂に入り、グッスリ眠れるのは尊いことだと考えるようになったんです。それを写真で伝えるのも使命だという気持ちも湧いてきました。

スタッフの山下さんと2人のお子さんとともにパチリ。

ー大変な経験をされたんですね。
ただ、自分が不妊治療を経験したからこそ、同じ境遇のお客様に歩み寄って内面の美しさを写真に切り取ることができるようになったと思います。「ライフスタジオ」は写真館を「美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間」と定義しています。もちろん、美しさには答えがありませんが、人生経験を積み、さまざまな人と出会うことが、結果として写真の表現につながっていくはずです。私の人生で最も大切にしているのが人と人との出会いですから。

ーなるほど。塩崎さんはココをどんな写真館にしたいですか?
ご家族の始まりから最後まで一生涯お付き合いできる写真館にしたいですね。また写真を撮りたいと思ってもらえるほど、楽しさと出会える場。当然ながら私一人ではなく、スタッフ、そして主人と手を取り合って「人生の写真館」になりたいと考えています

ー最後に、今後の家族の夢は?
シンプルですが家族であり続けること。4人で暮らせるこの尊い毎日を大切にしていきたいです。

ライフスタジオ 札幌白石店 フォトグラファー
塩崎 あかねさん

ライフスタジオ札幌白石店
札幌市白石区栄通3丁目3-27 南栄ビル2F
011-856-1119
Webサイト:https://www.lifestudio.jp/studio/special/sapporo-shiroishi/
Instagram:@lifestudio_sapporoshiroishi