ー現在は月に1回、ご自宅で子育てサロンも運営しているそうですね。ご自身の経験から始めたのでしょうか
長男の出産直後、夫の転勤の都合で短期間だけ埼玉県の狭山市で過ごしたことがありました。生活施設がコンパクトにまとまった町で、たくさんの子育てサロンがあり、そのお陰で見知らぬ地でも孤立せずに育児をすることができたんです。札幌は広くて人口も多いだけに、サロンが点在していますよね。少しでも"孤育て"のママを減らすお手伝いができたら、という思いで自宅でサロンを開いています。
ーどんなサロンなのですか?
ゼロ歳からでも、ママだけ一人でも、子育てを終えた人でも、誰でも利用可能なサロンです。現在は月1回しか開いていませんが、週1回に増やし、将来は児童会館のような場をつくれたらと構想しています。私自身、幼い頃たくさんの地域の方に囲まれて育ったので、この場所が「地域の子育て」を復活できる場になればいいなあなんて。
ー他に今、取り組んでいることがあるとか。
婦人科検診の普及を目的にしたNPO団体「NIJI RIBBON」のお手伝いをしています(
詳しくはこちら)。
子宮頸がん検診を受けた経験がある女性の中には、下半身を露出したまま診察台に上がることに恥ずかしさや恐怖を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。中には一度受けた後に「恥ずかしいから」と敬遠してしまう方もいますよね。しかし、それが原因で発見が遅れてしまっては一大事。抵抗を少しでも緩和するべく、検査用の紙パンツの導入などの働きかけを病院やクリニックに対して行い、一人でも多くの女性の命を救うべく活動しています。