川崎さんが講師を務めている札幌ベルエポック美容専門学校に取材ご協力をいただきました
ーモデルやエンタメの世界にはいつからご興味を?
いつとはハッキリしませんが、物心付いたころからでしょうか。私は三笠市の母子家庭で生まれ育ったんですが、周囲に遊べる場が少ない環境を見かねた母が毎月ファッション誌を買ってくれていたんです。ページを開くたびに広がるきらびやかな世界が大好きで、毎月全てのページを読んではお気に入りのファッションをスクラップして、ファイルにまとめて...。
ーそれは素敵なエピソードですね
特に、中学生の時"エビちゃん"こと蛯原友里さんに憧れを抱いて、絶対にこの道に進みたいと決意しましたね。とはいえ当時はオンライン応募などはありませんから、19歳の時に札幌に出てきました。それからレッスンを受けたり、オーディションを受けたりとコツコツと挑戦する日々でしたね。
ー転機が訪れたのはいつ頃からですか?
20代前半ぐらいでしょうか。徐々にイベントのキャンペーンガールやモデルのお仕事を頂けるようになり、2012年に「2013ミス・ユニバース・ジャパン北海道大会」に出場してファイナリストに。同じ年に「TOYOTA BIG AIR 2013 TBAガールズリーダー」にも選ばれました。
ー「ミスユニバース」は厳しい世界だと聞きます
当時は特にそうでしたね。マナーやウォーキングはもちろん、自己表現やモデルとしての心の持ちようなど精神的なことも学びました。つらい思いもありましたけど、努力の結果が実り、書類選考では数百名の応募の中から選ばれ、その後は50名以上の出場者から8名のファイナリストに選ばれました。この経験があったからこそ自信が付き、自らも指導者になるという道が開けたと感じています。
ースクールはいつごろ立ち上げましたか?
ミスユニバース出場後の2014年からウォーキング講師として活動し始め、2016年にスクールを立ち上げました。今春からは事業を拡大し、ボーカルやダンス、演技など多方面のスキルを学べるスクールに進化しました。2、3歳から5、60代まで幅広く指導していますが、中心はやはり子ども、小学生あたりから来られる子が多いですね。