しゅふきたアプリアイコン

主婦(夫)の働くをもっと応援

しゅふきたアプリ

しゅふきたは主婦の「働く」を応援する北海道の求人情報サイト

設定

○○ママの好きなこと・大切なこと 仲間と人生のわくわくを楽しむ

2024年1月9日 公開 / 2024年10月11日 更新

北海道ママオンラインコミュニティ「neaRlabo」 りさこ さん

北海道ママオンラインコミュニティ「neaRlabo(ニアラボ)」を主催し、instagramで1.8万人ものフォロワー数を誇るりさこさん(@baby.lily2019)。発信をはじめたきっかけや、9年半勤めた会社を退職してフリーランスとなった現在について、お話を伺いました。

Contents

1.負けず嫌いの学生時代から、がむしゃらに働いた会社員時代。
2.人生の中心が「私」から「子ども」に変わった。
3.子育てに、二度目の青春を!

負けず嫌いの学生時代から、がむしゃらに働いた会社員時代。


ー札幌でイベントを主催したり、フリーで活躍しているママからは、必ずと言っていいほど、りさこさんのお名前があがりますね。

恥ずかしいですね(笑)。よろしくお願いします。

ーまずは自己紹介からお願いします!
出身は札幌です。小さな頃から負けず嫌いな性格で、中学受験を経て私立の一貫校へ進学しました。


ー努力家だったんですね。

小学校の頃に通っていた塾で「りさこちゃん、私学受験するらしいよ」というウワサが流れて...「だったらやってやろう!」って、ムキになっちゃって。「負けてたまるか!」という気持ちで必死で勉強しましたね。(笑)


ー(笑)。その頃の夢は?

ハッキリとした夢ではありませんが、中学校と高校で生徒会長を務めた経験から、漠然と政治を学びたいと考えてました。でも大学で学校祭の実行委員で広報の役を務めるうちに、情報を発信する出版やメディアの仕事に惹かれていって。その流れで札幌にある求人メディアを運営する企業へ就職しました。
ー会社員時代はどんなお仕事を?
はじめは札幌エリアでの外勤営業のサポートを行う内勤営業の部署で働きました。誰よりも早く電話を取るようにして、求人原稿も書いて、新人教育も担当して...とさまざまな仕事を経験して、3年目には「やりきった」と言えるほどの充実感で働いていました。

ーライターに近いお仕事もされていたとか。
求人広告の原稿を担当するうちに、もっとたくさんの人々の発信に関わりたい、深い取材をしたいという思いが日増しに強くなってきたんです。そんな時にちょうど、北海道で働く人や生活を紹介するための新Webサイト設立の話が社内で持ち上がって。立ち上げの人員を募集していたので、すぐさま「やりたいです!」と手を挙げて異動が決まりました。

ーどんな取材を経験しましたか?
都会から北海道の小さな町に移住された方、地域を盛り上げるための活動されている方、土地に根付いて汗を流す農家さんや酪農家さん...北海道中を車で駆け巡り、ペンを片手にさまざまな方を取材しましたね。

ーまさに走り回るような日々...
今でも忘れられないのは、ある農家さんが取材後に「あなたの真剣な目の輝きに感化されました。僕も負けないようこれからも頑張ります」とメールをくださったこと。取材を通して皆様から頂いた言葉が、確実に今の私を形作っていると感じています。

▲ワークスペースにあるオブジェには「Risako is FREEDOM」の文字。フリーになったお祝いとしてママ友から貰ったものだそうです。

人生の中心が「私」から「子ども」に変わった。

ーインスタを開設されたのは?
結婚と出産を経てからですね。20歳のころからお付き合いしていた夫と2018年に結婚して、翌年の12月に長女を出産しました。インスタをはじめたのは出産から1カ月後ぐらい。はじめは、何気ない娘の成長記録のつもりだったんです。

ーそうだったんですか。
でも、発信の面白さにすぐに夢中になって。インスタって「こんな場所に行った」と1つ発信すると、すぐに「私も行ってみたよ」「ココもいいよ」って、反響がダイレクトに返ってくるじゃないですか。当時はちょうどコロナ禍が始まって対面での交流が難しかった時期。インスタ上でママ友が増えていくのが、初めての子育てやコロナで不安な心を満たしてくれたんです。

▲「リリー」こと娘さんとりさこさん(ご提供写真)

ーお仕事には?
1年半ほどで復帰しました。社会との接点がある嬉しさを改めて実感した一方、9時半から16時半まで働き、帰宅後は一度も腰を掛けることがなく、家事育児に追わる日々で...。思い描いていた「理想の子育て」にはほど遠いと実感させられました。

ーどんな理想像を抱いていたのでしょう。
やっぱり、自分の母の存在が大きいですね。子どものころ、私の母は小学校の頃、帰宅すると必ず「おかえり」と迎えてくれて。どんなに学校で嫌なことがあった日も、キッチンからのぞくあの笑顔に、いつも包み込まれるような優しさを感じていたんです。

ー子育てする前のバリバリ働く姿勢が変わったんですね。
出産前は自分の人生が最優先。でも出産したら自分のことなんてどうでも良くなるほど、我が子が愛おしくて愛おしくて。子どもの人生を思うと「こんなに気持ちも時間も余裕がない状態で、きちんと向き合えるんだろうか」と疑問が浮かんだんです。
それで、悩んだ末に子どもが小学校にあがるまでには独立を果たすと、目標を定めました。
ーそれからインスタの発信強化に?
SNS運用に関する講座を受けつつも、子どもの育児記録として活用していたアカウントを徐々に外への発信に切り替えました。北海道のママ達にメリットのある情報を発信していくうちに、1000、2000、3000...と、グングンフォロワー数が伸びていって、気付けば1万人越えに。同時にSNSを活用したビジネスの勉強も始めていきました。

ー急展開ですね。
目標を決めてからの行動は早かったですね。自分が子育てしていて感じた「こうゆう場所があればいいのに」という想いからオンラインコミュニティを作り、SNSのコンサルティングや運用代行など自分が持つスキルを生かしたサービスを考え、マネタイズの手段を練っていき...「行けそうだ!」と確信を得たところで会社に辞職を願い出ました。

子育てに、二度目の青春を!

▲コミュニティの仲間たちとりさこさん(ご提供写真)

ー現在の活動を教えてください。
北海道ママのコミュニティを運営しています。2023年12月現在で約300名のママが在籍。会員の方には在宅ワークを学ぶセミナーや、ママ会の場を提供しています。オンライン上ではオススメスポットをGoogle Map上で共有したり、チャットグループで子育ての相談ができたり。さらに「イベントを開いてみたい」「フリーランスに挑戦してみたい」といったママへのアドバイスやサポートも提供しています。

▲コミュニティは月々980円、「スタバでちょっと贅沢した価格」をイメージしたそう。費用はママ会での利用はもちろん、安心できる場づくりの整備に利用しています(ご提供写真)

▲「プロカメラマンから学ぶ、我が子を可愛く撮る方法」「神旦那をつくるセミナー」「在宅ワークについて学ぶセミナー」など、横のつながりを軸に開催している(ご提供写真)

ーつい最近、名前を変えられたとか。
はじめは勢いで立ち上げてしまったので(笑)。きちんとブランディングを行い「neaRlabo(ニアラボ)」という名前に定めました。由来は「手の届く人を幸せにする研究所」。イメージしたのはママ達の「女子校」です。

ー女子校...ですか?
キラキラした青春時代は一瞬で過ぎてしまいます。でも学校は卒業してからもずーっと思い出に残りますし、その後、もしかしたら一生涯続く大切な仲間ができますよね。

ー確かに。
育児も同じく楽しい時間はたったの数年、怒濤のように過ぎ去ってしまいます。ニアラボは青春時代と同じように、大切な仲間と出会えて、卒業してからもずーっと「あの頃みんなで集まったよね」「こんな悩みを抱えていたよね」って思える場にしたくて。また青春に良い思い出がないママには、その記憶を新たに塗り替える場にして貰いたいです。

▲「ニアラボ」のロゴ。Rはみんなを応援するりさこさん、色合いは「青春」をイメージしているそうです。

ー子育てを終えてからも永続的に続くコミュニティですか。
ママのコミュニティは子どもが成長するにつれて、自然消滅してしまうケースも少なくないものです。「ニアラボ」では新しいママだけでなく、子育てが落ち着いた先輩ママたちも参加できる仕組みを考えて、ゆくゆくは全国にモデルケースとして広められたらと考えています。

ー何だか、青春時代に学びたいと考えていた「政治」に戻りましたね。
言われてみたら、確かに(笑)。昔から自分がリーダーとしてみんなを引っ張るよりも、誰かの背中を押すほうが好きだったんですよね。私がフリーランスに踏み出せたのも、ママになって、仲間たちに背中を押してもらえたからだと思うんです。

ー次は自分から押してあげたいと。
そうですね。人生は行動あるのみ。かつての私のように迷っているママの、その背中をポンッと押せる、自分がそんな存在になれたらいいなって思います。

ーありがとうございました!

北海道ママオンラインコミュニティ「neaRlabo」主催
りさこさん

りさこさん Instagram:@baby.lily2019
note:https://note.com/sapporo_risako/