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2023年11月7日 公開 / 2024年10月10日 更新

北海道イエロースターズ 監督 浜崎 勇矢さん

2023年6月、バレーボール男子V2リーグ「サフィルヴァ北海道」のリブランディングに伴ってチーム名やロゴ、ユニフォームなども一新した「北海道イエロースターズ」。以前にも増して輝きを放つこのチームを指揮するのが、監督の浜崎勇矢さん。今回は3児のパパでもある彼に、家庭のことや子育てへの姿勢、初めての北海道生活などについて伺いました。

Contents

1.子育てに生かせた看護師の資格。
2.家族の時間が増え、雰囲気が柔らかく。
3.子どもと遊ぶ場所が格段に多い北海道。

子育てに生かせた看護師の資格。


ーご結婚されたのはいつですか?

僕が23歳のころです。当時はバリバリの現役選手だったので、練習から帰ってくるのは夜遅めの時間でしたし、お休みも一般的な会社員より多いとはいえない日々。第一子の長女が生まれてからも日中は妻に任せきりだったので、せめて夜だけはミルクを飲ませたり、夜泣きの時は抱っこをしたり、ママが安心して体を休められる時間を増やそうと努めました。

ー初めての子育て。戸惑いも多くなかったですか?
確かにそうですね。ただ、風邪や嘔吐の対応は経験があるので慣れていました。


ーん?経験?

僕は高校卒業後にプロバレーボールチームに入団し、33歳まで現役を続けました。ただ、若手のころはケガなどの理由から、チームを去っていく選手を目の当たりにすることもしばしば。自分が万一にでもバレーボールを辞めなければならない時、何の資格も手に職も持っていないことに不安を抱くようになったんです。そんな思いもあって、大分のチームに所属していたころ、看護師の資格を取りながらバレーボールができるように頼んでみました。ありがたいことに快諾してもらえ、無事に看護師の資格を取ることができたんです。
ー看護師の資格をお持ちなら奥様も安心ですね。
子どもが体調不良の際は重宝されているのかもしれませんね。ちなみに、おむつ交換にも慣れているので、超高速で替えられます(笑)。

家族の時間が増え、雰囲気が柔らかく。

ー選手時代と監督との違いはありますか?
やはり、子どもと向き合う時間が増えましたね。今もオフが多いわけではないのですが、1日の中でも1時間、2時間は一緒に遊んだり、家族で会話したりする時間が取れるようになったのは大きいと思います。あと、選手時代は勝利給で収入が左右される部分もありましたが、監督になってからは安定しているのも経済面で変わった部分です。

(提供写真)

ー選手時代、お子さんが試合を観に来てくれたことは?
もちろんありましたし、観客席から聞こえてくる「パパー!」という声援は本当に力になりました。
ーお子さんにバレーボールをさせたいですか?
いいえ。子どもたちには好きなことにチャレンジしてほしいと思っています。選手時代の姿を覚えている長女と次女は、どこか「バレーボールにパパを取られた」と感じているからでしょうか、自分たちからバレーボールをしたいとは言い出しませんしね。当時は僕を気遣いながら、「今日の試合はどうだった?」「今月は勝った?」と聞いてきたことを今でも思い出します。自分ではそんなつもりはなくても、試合前やコロナ禍での自宅トレーニング中はピリピリした雰囲気を発していたのかもしれません。ただ、3歳の長男はバレーボールをするといっています(笑)。

ーどこか家族の空気も変わった...と。
もう、その通りです。家族の雰囲気が柔らかくなりましたね。

子どもと遊ぶ場所が格段に多い北海道。

ーところで、北海道で生活するのは初めて?
そうですね。選手や監督時代は試合で何度も来たことがありますし、函館旅行を楽しんだこともありますが、暮らすのは初めての経験です。僕の出身は宮崎県ですし、所属していたチームの本拠地は大分市やつくば市だったので、札幌市は大都会だと感じます。

ー奥様は札幌市に本拠地を置くチームに移ることにどんな感想を?
「北海道イエロースターズ」のオファーを受けたので、札幌市に移ることになるだろうと伝えたところ、第一声は「は?」でした(笑)。ただ、ありがたいことに妻は対応力が人一倍高いタイプ。北海道は観光する場所も多いですし、おいしい食べ物もたくさんあり、すぐに気持ちを切り替えて喜んでくれました。

ーまだ暮らし始めたばかりだと思いますが、北海道はどうですか?
子どもと一緒に遊べる場所がこれまで暮らしてきた土地と比べて段違いに多いので、子育て世代にとっては最高。札幌市内の「モエレ沼公園」では子どもたちが張り切って山に登って楽しそうに過ごしたり、交通公園のような場所で長男が足蹴りバイクを乗り回したり、北海道ライフを満喫中です。先日のオフも家族と小樽観光に出かけましたよ。

(提供写真)

ーパパとしての今後の目標は?
子どもたちに転校などの寂しい思いをさせ、家族をこの街に連れてきたからには、パパとして笑顔で過ごしてもらうための責任があると思っています。「北海道イエロースターズ」の選手たちにもこまめに声がけして会話することを大切にしているように、家族との笑顔のコミュニケーションを常に心がけたいですね。

浜崎さんが監督の視点から「北海道イエロースターズ」の魅力や強化ポイントなどをたっぷり語っている「しゅふきた」の記事も併せてご覧ください。
https://www.shufukita.jp/sapporo/column/pickup/16021/

北海道イエロースターズ 監督
浜崎 勇矢さん

浜崎勇矢さん Instagram:@yuyahamasaki1130
北海道イエロースターズWebサイト: https://hy-stars.jp/