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○○ママの好きなこと・大切なこと 最低限で最幸!

2024年1月19日 公開 / 2024年10月24日 更新

アスリートキッズサポート 斉藤恩さん

サッカーが大好きな男の子4人を育てる斉藤恩(めぐみ)さん(@megumi.4mama)。自身もスポーツが好きで、学生時代はバスケットに全力で取り組んでいましたが、楽しさを感じる一方で辛いことも多かったそうです。時を経てママになり、自分の経験から子どもたちには心からスポーツを楽しんでほしいと思い、アスリートキッズサポートという活動を始めます。この活動の内容や、背景にある想いについて伺いました。

Contents

1.スポーツと共に歩んだ10代。
2.アスリートキッズたちを、もっと元気に!
3.忙しい中で再認識した、大切にしたかったこと。

スポーツと共に歩んだ10代。


ー今日は元気なお子さんたちも、一緒に取材できて嬉しいです!

よろしくお願いします。中学2年生の一番上のお兄ちゃんが今日は来れなくて、小5、小2、年中の3人が同席します。小さいころからサッカーが大好きな息子たちです。

▲小5のお兄ちゃん(中央)を筆頭に様々なポーズを取って協力してくれました。全員満面の笑みで「楽しい!」と答える3人。

ーご自身もスポーツ経験はありますか?
はい、小学校の時にバスケットに出合いました。ただ当時は、バスケットを楽しむというよりは、義務感を感じて頑張っていた気がします。中学では選抜に選ばれ、周囲からの期待も大きかったので、それに応えなきゃと必死でしたね...。

ーバスケを純粋に楽しめる状況ではなかったんですね...。
それでもバスケットは好きだったので、高校でも続けていました。辞めるという選択肢は全くなく、ただがむしゃらに頑張っていましたね。この頃には、「学校の先生になりたい」という未来図も見えてきていたので、北海道教育大学岩見沢校にスポーツ推薦で進み、教員免許も取得しました。

ースポーツと共に、夢を叶えていったんですね!
先生になりたい動機の中に「スーツじゃなく毎日ジャージを着て、仕事がしたい」という、単純なものもありましたけど(笑)。でも、いざ教育実習に行くと、自分の力不足を感じて足がすくんでしまって...。人を育てることの責任の重さを実感しました。ずっと呼ばれたかった「先生」という言葉にも、実際に呼ばれると違和感を抱いてしまったんです。もう少し自分が成長しないと、先生にはなれない。そう思い、就活ではスポーツとは関係ない販売系の仕事に就職しました。

忙しい中で再認識した、大切にしたかったこと。

ー販売職への就職は、いかがでしたか?
大変でしたが、学ぶことも多かったですね。ただ、ちょうど仕事に慣れてきたころに第一子を授かり、さらに妊娠7ヶ月の時に主人の転勤で東京行きが決まって、目まぐるしい日々の中で出産しました。

ー大変でしたね。お仕事に復帰されたのはいつですか?
長男が2歳を迎える頃に帰札して、次男を出産。その後コンビニのパートで仕事に復帰しました。ちょうどその頃、夫が転職したばかりで忙しく、ひとりで子どもたちを見ることが多かったんですよね。それでだいぶ心が疲れてしまって...。生活と両立しながら世間とも繋がりを持ちたいと思い「しゅふきた」さんで求人募集を探してパートを始めたんです。

ーありがとうございます!ここで私たちが出てくるとは(笑)
その節はありがとうございました(笑)。その後、第三子と第四子の出産の間に事務職のパートへ転職しました。「4人子どもがいるので、収入が多いことに越したことはない!」と同じ職場のフルタイムで働いていたのですが...。

ー何かあったんですか?
本当に子どもたちのことを何もしてあげられなくて。子どもたちのサッカーも見に行けないし、メンタルケアもしてあげられない。平日は仕事から帰ってきたら食事とお風呂で、1日が終わってしまう。話をゆっくり聞ける時間がなかったんです。
ー働くママは時間に追われてしまうことが多いですよね。
私もスポーツをしていた身なので、親のケアやフォローの大切さを知っているはずなのに、それができないことへの自己嫌悪もすごかったです。どうしたらいいんだろうと思っていた頃に偶然、SNSでアスリートのサポートをしている人を見つけて。「この仕事を私がすれば、子どもと一緒にいれてケアもできるかもしれない」と思いました。

ーそれで、アスリートキッズサポートを!
目標を見つけてからの行動は早かったです。8年間お世話になった職場に退職を伝え、アスリートのサポートをするための勉強を始めます。まずは、アスリートに必要な栄養の勉強。そして、アスリートアロマを学びました。アロマオイルは、筋肉をほぐしてくれる効果が見込めるので、元女子サッカーの日本代表の方も愛用しているそうです。そして、2023年10月に念願のアスリートキッズサポートサロン「Salon Lanimuu」を自宅にオープンさせました。

▲子どもたちがサッカーを始めると自然とカメラを構えた斉藤恩さん。今は、サッカー練習の送迎が出来ていることがすごく幸せだとおっしゃっていました。

アスリートキッズたちを、もっと元気に!

ーアスリートキッズサポートの内容を教えてもらえますか?
3つのメニューから構成されています。1つはアロマオイルで頑張った筋肉をほぐすなどの身体のケア。2つ目が栄養バランスのとれたご飯「アスリート飯」での食事によるケアです。

ーアスリート飯、美味しそうですね。
美味しく栄養を摂れるように、パパやママに栄養バランスをお伝えすることもありますし、実際に私が調理して提供することもあります。特に遠征するタイミングでの、食事はバランスが乱れることが多いです。今はまだ遠征先などへの提供はできていませんが、ゆくゆくは遠征先の遠い場所でも、アスリート飯を提供していけるようになったら良いです。この2つだけでもメンタルへの影響は大きいですね

▲(提供写真)

ー3つ目は?
大学で専門で学んできたアスリートメンタルも、親としての目線でお伝えしています。例えば、試合なんかの際に「声かけ」次第でもメンタルは変化するんです。スポーツをしている子どもを持つパパママは本当に一生懸命な方が多いので、「頑張れ」とついつい子どもを鼓舞しがち...だけど、子どもはそのままでも充分頑張っているので、「そのままでいいんだよ」って伝えてあげるだけで安心し、普段通りのプレーが出来ることが多いですね。

ーアスリートキッズ以外にもサポートをされているとか
現在は活動が広がって、スポーツとは直接関わりのないお母さん達からのご要望も多くなりましたね。これまでの活動から応用して、「ホームケアママセラピスト」として家でできる心のケアや食事のサポート、性教育など幅広いことを伝えています。

あとは、中山桜さん(紹介記事はコチラ)と一緒に「foodream」という活動もしています。食べ盛りの子やアスリートキッズを持つママに向けて、ボリュームと栄養バランスを両立させ、安心安全な調味料を使ったお弁当のご提供や、産後ママへの出産祝いとしてお弁当を届けるサービスもスタートする予定です。

ー最後に育児中のママへ、メッセージをお願いします。
子どもはあっという間に大きくなってしまいます。忙しい日々の中で、子どもたちと一緒に過ごせる時間をどう使っていけるか。私は「最低限で最幸」の時間となるように願っています。お食事がお惣菜の日があってもいいし、時にはママがケアを受けてもいいんです。子ども達との時間が、ママにとって、素敵なひとときとなりますように...。私も自分の子育てに奮闘しながら、力いっぱい皆様のお手伝いができればと思っています。

ーありがとうございました!

アスリートキッズサポート
斉藤恩さん

Instagram:@megumi.4mama foodream
Instagram:@foodream_sapporo