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○○ママの好きなこと・大切なこと 酵素で笑顔を届ける

2023年11月17日 公開 / 2024年10月11日 更新

腸活コーディネーター 桜庭 那奈さん

今回ご登場頂いたのは、琴似にある「発酵ジュースバー きろろぽっくる」(@kiroro_pokkuru)店長の桜庭那奈さん。健康食品会社への転職を機にお店の立ち上げに関わり、現在は子育てをしながら店の運営に関わっています。お店のことや自身の子育て、健康について伺いました。

Contents

1.製パン会社の営業から、未経験で店を立ち上げ。
2.産前産後の不調や健康の曲がり角に悩む女性たちに腸活を提案。
3.「やらなきゃ」をなくして、自分を大切に。

製パン会社の営業から、未経験で店を立ち上げ。

ーご自身について教えてください
出身は函館市です。高校生ぐらいのころから食に興味があって、卒業後は栄養学を学べる恵庭市の大学へ進学しました。そこで管理栄養士を取得。周囲はみんな、病院や給食センターに就職しましたが、私はどうしても営業職への憧れがあって、札幌で製パン会社の営業職に就職しました。

ーどんなお仕事をされていましたか
スーパーやコンビニといった小売店への営業のほか、商品開発にも携わっていました。自分の手掛けた商品が世に出るやりがいがある一方で...気になったのが化学調味料や食品添加物のこと。コストダウンや賞味期限を延ばすために、どうしても添加物に頼らざるを得ない機会は少なくなかったんですよね。

「きろろぼっくる」は琴似駅から徒歩5分ほどの「コルテナⅠ」2Fにあります

ーなるほど。そこに違和感を抱いて転職を
そうですね。3年ほど勤めていたある日、知人からこの店の立ち上げスタッフを募集していると話を聞いて、2019年に転職しました。

ーはじめから立ち上げスタッフとして入社されたんですね
そうなんです。けど私が甘く見ていて、転職した時は「ある程度土台があるだろうな」と想像していました。実際にはまっさらな状態で...。飲食業でのバイト経験はあるものの、責任ある立場は任されたこともありませんでしたので、お店の立ち上げ方法をネットや本で調べて、勉強をしながら徐々に準備を進めてきました。

ーそれは大変でしたね
コンセプトが決まらない状況で時間だけが過ぎて、別事業部の催事も手伝っていたので、気付けばオープンまで残すところ4ヶ月になってて。そこからバタバタで準備を進めて、2020年8月になんとか店をオープンしました。あまり記憶がないですね(笑)

産前産後の不調や健康の曲がり角に悩む女性たちに腸活を提案。


ーお店について教えてください

「腸にいいものを取り揃えたお店」をコンセプトに、発酵食品や健康食品を販売するほか、お豆腐などの体に良い食材、そして甘酒をベースに果物や野菜をミックスした「発酵スムージー」を提供するジュースバーを設置しています。食の情報発信も行い、訪れただけで健康になった気分が得られる、そんな店づくりを目指しています。

ー利用されるのはどんな方?
30〜50代の女性が中心です。妊娠中に食の安全に気を配るようになった方、産前・産後に体調不良のお悩みを抱えたママ、子どもの食生活が気がかりになったお母さんが多いですね。また更年期や年齢による不調といった健康の曲がり角にさしかかった方も多くご利用くださいます。

味噌や醤油、麹といった発酵調味料や健康食品のほか、オーガニック食材や手作り豆腐なども販売しています

ーご自身も店を運営しながら健康を気にされていますか?
20年以上PMSや偏頭痛に悩まされていたのが、ここで働きながら発酵食品や酵素を取り入れた食生活をしていくうちに、格段に改善されました。今ではPMS、生理痛に悩まされる機会がほとんどありません。

ー腸が頭痛にも関係があるとは意外です
腸は自律神経もつかさどる、「第二の脳」とも呼ばれる大切な存在です。私の症状はホルモンバランスの不調が原因で生理痛や頭痛が発生していましたが、腸活を通じて体質そのものを改善していくことで、さまざまな不調が発生しなくなったと考えています。

検査機器を用いた健康相談なども受け付けている桜庭さん。女性の悩みに寄り添ったアドバイスをしてくれます。

「やらなきゃ」をなくして、自分を大切に。

ー桜庭さんご自身もママでいらっしゃるとか
2022年の3月に長男の出産を経て、翌年春に復帰しました。今息子は1歳半、まだまだ手が掛かる時期なので時短で働いています。

ー出産や育児中、一番気がかりだったことは何ですか?
やはり「食」です。妊娠中や授乳中は自分の食べた栄養が直接子どもに行くとなると、どうしても気がかりになっていましたね。 あとは店のこと。仕事をしていないと社会との接点が薄く、どうしても孤立感を感じてしまうことがありました。と言っても、私の場合は時々気になって店に出ていたんですけどね(笑)

ー必死で立ち上げた店だからこそ、気になっちゃいますよね
そうなんです。今ではたくさんの信頼できるスタッフに囲まれているので心配はありませんが、当時は自分がいないことで上手く店が回らないんじゃないかとか、お客様が減っちゃうのではないかとか、とにかく気になってしまって。でも、今になって考えたら体を動かしたり、さまざまな人と話したりすることが育児の息抜きにもつながっていたのだと思います。
ー両立で悩んだことは?
はじめの頃は、店の運営もきちんと自分が見なければと思っていましたし、子育てもちゃんとしなければという意識が強くて。「読み聞かせ教えなきゃ」とか「英語を教えなきゃ」とか。ガチガチに固めていたせいで悩みやイライラを抱えてしまうことが多かったように思います。実際、読み聞かせはやってみると苦手でしたし(笑)

ー今はそのお悩みは解消されましたか?
そうですね。今は店に集中したい時は子どもを預けて、子どもに向き合いたい時は店を部下に任せてと、上手にバランスが取れるようになりました。「○○しなきゃ」という発想を取り除いて、時には自分のやりたいことを優先する。そのために子どもはもちろんだけど、自分の健康にも気をつける。私が店でご提案している腸活や酵素を取り入れた食事法も、その助けになればと考えています。

ーありがとうございました!

腸活コーディネーター
桜庭 那奈さん

きろろぼっくる Instagram:@2kiroro_pokkuru
きろろぼっくるWebサイト:https://kiroro-pokkuru.com/