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○○ママの好きなこと・大切なこと アイシングクッキーで「ほっ」とする空間を。

2024年2月20日 公開 / 2024年10月11日 更新

札幌アイシングクッキー教室 Lily’s room 大能 由梨さん

ご自宅でアイシングクッキー教室Lily's room(@o.o.cookie)を主宰する大能(おおのう)由梨さん。2歳1カ月の女の子を育てながら、出張教室なども展開しています。クッキーづくりをはじめたきっかけや、仕事にするまで、子育てについてなど、これまでを振り返っていただきました。

Contents

1.忙しい日々で出合った、小さな世界
2.「私のため」から、「子どものため」に。
3.アイシングでホッとするひとときと、笑顔を。

忙しい日々で出合った、小さな世界


ーとっても素敵なアイシングクッキーですね!

ありがとうございます!
ーお菓子作りはいつごろから?
栄養士の仕事をしていた母の影響で子どもの頃からお料理やお菓子づくりが好きで、よく一緒にクッキーを作っていましたね。アイシングクッキーをはじめたのは、大人になってから。はじめは仕事の息抜き...というか、ストレス発散だったんです。

ーどんなお仕事をされていたんですか?
新卒から8年ほど、アパレルの仕事をしていました。当時とっても勢いのあったブランドで、一生懸命にやっていたことが評価もいただいて。22歳の時には店長になり、東京のお店や百貨店のテナントでも働いていましたね。

ーそれはスゴい!
売上や在庫の管理はもちろん、スタッフの指導・教育、店頭での接客応対まで全て行っていました。もともと人と話すのも大好きですし、かわいいお洋服に囲まれた空間で働くのは幸せ。でも、お客様からのクレーム対応で疲れてしまったり、売上に追われることに苦しくなったりして、帰ったら何にもできない生活が続いて...。

ー大変だったんですね
「このままではいけない」「次に何をしよう」と、いろいろな趣味を調べていたところで見つけたのが、アイシングクッキーだったんです。お洋服と同じで可愛いものが大好きなので、見た瞬間に「こんな世界があるんだ!」って。実際にやってみると、すっごく息抜きになって、毎日が満たされた気持ちになっていったんです。

▲「夢中になれるのもアイシングの魅力」と大能さん

ーセンスが光っているのもアパレルの影響なんですね。はじめからお仕事にしようと考えていたんですか?
いいえ、初めは趣味のつもりでした。でも調べてみると、意外と教室や講座を開いている方が多くいらっしゃって「もしかしたら仕事にできるかも?」って考えるようになったんです。

ーどうやって教室を開講したのでしょうか
働きながら数ヶ月間、講座やレッスンを受講して2018年に「JSAアイシングクッキー認定講師」の資格を取得しました。それから結婚を経て、翌年の2019年に仕事を辞め、教室を開講。まだ娘が生まれる前のことでしたね。はじめはインスタで告知して、個人向けのレッスンを週2回程度から少しずつ始めていきました。

▲クッキーの上に絵を描き、固め、さらに描いたり飾ったりを繰り返し立体的に仕上げていきます。原料は乾燥卵白と砂糖、カラーは絵の具のように素材を組み合わせて作っているそう

「私のため」から、「子どものため」に。

ーご自身が出産してから、お仕事に変化はありましたか?
出産前からお子さんのいる生徒さんが多くて、「子どものために作りたい」「家で一緒に作りたい」というお話も聞いていました。「ハロウィンやクリスマスに作りたい」という方も多かったですね。
出産してからは私も生徒さんと同じく、子どもを意識して作るようになって、彼女たちの気持ちがよく分かるようになりました。私の娘も、好きなキャラクターのクッキーを作るととっても喜んで食べてくれるんですよ。作ることにはまだ興味がないみたいですけどね。

ー食べることだけ夢中なんですね...って、あら?
おやおや!作ってますねー(笑)。実はこれが初めてです!
ーなんと目の前でデビュー(笑)。現在はどのぐらいのペースで教室を開講しているんですか?
今は育児もあるので、以前ほどのペースはなかなか難しくて...月に5回ぐらいのペースですかね。アイシングは途中で手を止めると素材が固まってしまうので、産後半年ぐらいは作る時間を確保するのも難しかったです。

ーやっぱり、初めての育児は苦労しましたか
泣きっぱなしの子だったので、寝られない、食べられない日々でしたね。今もまだ怪獣みたいなので、大変ですけど(笑)
ー今はこんなに大人しいのに、意外ですね
お客さんがいると澄ましていますけど、2人きりになると怪獣なんですよ。最近はイヤイヤ期なので「来ないで」「触らないで」って。いつも「私って、こんなに怒る性格だっけ?」って自分でも驚くほど、怒ってます(笑)

ーすっごく分かります(笑)

アイシングでホッとするひとときと、笑顔を。

ー育児に忙しい日々での息抜きは?
子どもが寝静まった後、録りためたドラマをお酒を片手に観ることですかねえ。あと、やっぱりアイシングは息抜きになりますね。自分で作業していても集中して気が紛れますし、生徒さんと会えるのもとっても嬉しくて。私がアイシングを教えるだけじゃなくて、先輩ママに育児の悩みを聞いてもらったり、アドバイスをもらったりと、いつも助けていただいているんです。

ーやっぱり、人と関わることが好きなんですね
常連さんには3、4年来てくださっている方もいるので、お互いに気軽にお喋りしているような感覚の時もあるんですよね。思えばアイシングをはじめたきっかけも「仕事にしたい」というより、「人とつながりたい」と思っていたので、ここで楽しくお喋りしていると、講師をして良かったなって実感しています。
ーアイシングでどんなことを提供したいですか?
集中して、お喋りして、日常を忘れて「ほっ」とするような時間、空間です。子どもだけに向きあっていると、ついついしかめっ面をしてしまいますからね。まずは自分が笑顔でいられるように、楽しい時間を過ごすことが第一だと思います。

ー今後の目標は?
今の生徒さんたちを大切にしながら、細く長く、じっくりと続けていくこと。それだけですね。

ーありがとうございました!

▲現在は対面での講座のほか、出張教室も開講。大通の「ル・トロワ」で開かれたイベントの様子(提供写真)

▲幼稚園での開講の様子。興味津々のママたち(提供写真)

札幌アイシングクッキー教室 Lily’s room 講師
大能 由梨さん

Lily’s room Webサイト:https://lilys-room.jimdosite.com/
大能 由梨さん Instagram:@o.o.cookkie