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○○ママの好きなこと・大切なこと お客さまからの信頼を大切に。ママネイリストが歩んできた道のりとこれから。

2024年10月1日 公開 / 2024年10月11日 更新

nailsalon nei オーナーネイリスト 三好 佳澄さん

「いつも丁寧でありたい」という意味が込められた「nailsalon nei(ネイルサロン ネイ)」。こちらのサロンを営むのは、オーナーネイリストの三好佳澄さん。プライベートでは、4歳の男の子のママです。「ネイルが完成する瞬間が好き」と話す三好さんにその言葉の理由や、ご自身の子育て、さらには将来の展望についてお伺いしました。

Contents

1.ネイリストになるため、会社を退職。
2.コロナ禍の妊娠出産と、ネイリストとしての第一歩。
3.お客さまの期待や信頼が、私の原動力。
4.希望を持ちながら、未来を形に。

ネイリストになるため、会社を退職。


ーネイリストになりたいと思ったのは、いつごろですか?

新卒で就職したハウスメーカーに、営業として勤めていた時ですね。ネイルが好きで色々なネイルサロンに通っていたのですが、ある時に個人の方が経営しているネイルサロンを利用したんです。そこは、自宅がサロンになっていて「こういう働き方もあるんだ」と自分の理想の働き方のように感じて。「自分もネイリストになって、自宅でサロンを開きたい」と思ったんです。

ー素敵なサロンだったんですね!
そうですね。それからネイルについて勉強を始めました。自分の爪でもマニュキアやジェルネイルの塗り方を試したかったので、ネイルサロンに通うのをやめて、ひたすらセルフネイルで練習する日々でした。だけど独学にも限界を感じ、ネイルの講座に通って本気で取り組もうと決意。仕事も同時期に退職しました。


ーネイル講座での勉強はいかがでしたか?

ネイリスト資格取得のための講座だったのですが、なかなか資格が取れなくて苦労しましたね(笑)。私、すごく緊張しやすいんです。試験会場でも、試験開始後に手がガタガタと震えて、ネイルもボコボコになっちゃって...。何回か挑戦し、最終的には「絶対合格する」という強い気持ちで震えを落ち着かせて、2019年、無事にネイリストに必要な資格を一通り取得しました。

コロナ禍の妊娠出産と、ネイリストとしての第一歩。

ー資格取得後は、すぐにネイリストとして活動されたのですか?
資格取得中は単発のアルバイトしかしてこなかったですし、ネイルの勉強でかなりお金がかかったこともあり、将来の開業のためにまずは住宅設備の会社に契約社員として就職しました。ショールームの案内スタッフとして接客を担当し、仕事に慣れてきた頃に結婚、2020年に妊娠し、産休育休を取得します。

ー2020年ということは、ご出産もコロナ禍ですよね。
コロナ禍で夫の立ち合い制限があり、さらに赤ちゃんの向きが横を向いていたので緊急の帝王切開になりました。出産も大変でしたが、育休で社会から遠ざかったことに加えて、どこにも出かけられないことも大変でしたね。

ーあの時期は、子育て中のママはみんな大変でしたよね。
息子が保育園に入れたタイミングで、育休を終えて復職しました。しかし、資格取得から既に3年ぐらい経っていたので「そろそろネイリストとして活動したい」という気持ちも同時に湧いてきて...。ちょうどその時期が契約の更新時期だったので、更新せずに2022年に退職。ネイリストとしての活動を始めます。

お客さまの期待や信頼が、私の原動力。

ー自宅サロンを開業したのはいつですか?
準備期間を経て、2023年の1月6日に「nailsalon nei(ネイルサロン ネイ)」をオープンしました。オープンして1年目は友人が来店してくれることが多く、新規のお客さまはわずかで悩みましたね...。だけど、2年目に入り集客の方法を増やしたところ、新規のお客さまが増えてきて、最近ようやくホッとしているところです。

ーネイルの資格取得の際、手が震えるほど緊張されていましたが、今は緊張しませんか?
仕事だと割り切ると切り替えられる性格らしく、大丈夫です(笑)。「三好さんのネイルはどれも可愛いから、デザインはお任せで」とおっしゃってくださるお客さまも多く、その期待に応えたいという気持ちが強いからかもしれませんね。

▲「ネイルのオフはできればサロンで」と話す三好さん。自分でオフすると爪トラブルの原因になることもあるそうです。「次のネイルもしなきゃとは思わずに、オフだけでも気軽にいらしてくださいね」と話していました。

ーその言葉は嬉しいですね。
「ネイルが好き、楽しい」というのが私の仕事の原動力ではありますが、お客さまの笑顔や喜んでくれる姿を見たいというのが根底にあります。ネイルができあがった瞬間のお客さまの顔を見るのが、いつも楽しみなんです。

希望を持ちながら、未来を形に。

ーまだまだ育児に手がかかると思いますが、ネイルのデザインはいつ考えているんですか?
育児の隙間時間にSNSを見て、情報収集することが多いですね。あとは寝る前にベッドの中で考えてしまい、寝れずにそのまま夜に作業することも(笑)。息子からも「ママのネイル可愛い」と褒めてもらえることがあり、元気をもらっています。
ー息子さん、可愛いですね。
そうですね。だけど、悩みはありますよ。偏食な上に、食事の量を全然食べないんです。離乳食はパクパク食べるタイプだったのですが、幼児食になってから食事の進みが悪くなり、今はどうやったら食べてくれるかと格闘中です。お肉も焼肉なら食べるけど、アレンジしたら食べない...なんていうことが多くて...。

ーそれは悩みますね。
保育園では給食を完食して帰ってくるので、なぜ家では食べないのかを聞いてみたところ「保育園は食べるもーん」とよく分からない、可愛い返事が返ってきました(笑)。悩むことはありますが「保育園では完食しているから栄養は摂っている」と思って、心を保っています(笑)。

ー最後に、今後やりたいことや夢はありますか?
複数の拠点でネイルサロンを持ち、いろんな地域のお客さまにネイルをできたらとは考えています。まだ具体的な形にはできていませんし、今あるサロンの集客も考えていかなければならないので、少しずつゆっくりと形にしていきたいです。

▲三好さんは、アメリカのマニュキアメーカー「OPI」の認定インストラクターの資格も2024年に取得。今後は、インストラクターとしての情報発信もしていきたいそう。

ーありがとうございました!

ネイリスト
三好 佳澄さん

nailsalon nei instagram:@nailsalon_nei