ーご出身は岡山県と伺いました。
生まれも育ちも、就職も岡山県です。新卒で入職した地元の銀行で営業として働いていました。同じ金融業界で働く現在の夫と出会い結婚。その後は娘を授かり育休に入ったのですが、娘が生後3ヶ月の頃、夫が札幌へ転勤することに。私も仕事を辞めてついて行くか、夫に単身赴任をしてもらうか本当に迷いましたが、家族みんなで一緒にいることを選びました。と言っても、夫の職場は3〜4年おきに全国転勤があるため、今後も違う土地へ引っ越すことがあるかもしれません。
ー転勤族ママさんだったのですね。初めての札幌での生活はいかがでしたか?
引っ越してきたのがちょうどコロナ禍の冬の時期で、外に出れない、知り合いもいない、夫も帰りが遅く...。家で娘と2人きりという時間が続き、孤独でした。岡山に住む家族に毎日テレビ電話をしてなんとか気持ちを保っていました。
ーはじめは大変だったんですね。
でも雪が溶けた頃に「引きこもってばかりではいられない、もっと外の世界と繋がりたい」という思いで、札幌のママ友探しをはじめました。SNSで札幌のママ会を調べて顔を出したり、ママ同士のマッチングアプリを試してみたり。転勤族ママとの出会いもあり、互いに大変なことを共有し合うなかで「一人じゃないんだ」と少しずつ元気を取り戻していったように感じます。ただ、転勤族ママ同士だと「また会おうね!」の約束を果たせぬまま相手が引っ越してしまうことも多くて...。もっと継続的に会える友人や居場所を求めて、ママのコミュニティ「
hug*cafe club」に参加しました。これが人生のターニングポイントでしたね。
ーおおっ!詳しく教えてください。
活動内容の1つに、メンバーが先生となってセミナーをする「ぽろままclub」というものがありました。セミナーのテーマは赤ちゃんの睡眠や食事といった子育てに関するものから、メイクテクニックまでさまざま。ママがそれぞれの得意分野を活かして活躍する姿がキラキラして見えて、次第に私も「好き」を仕事にしたいと思うようになったんです。コミュニティのメンバーからの後押しも受けて、「顔タイプ診断」と「骨格診断」の資格取得を決意しました。自分のために時間を使って学ぶことが久しぶりで、心が満たされていきましたね。