しゅふきたアプリアイコン

主婦(夫)の働くをもっと応援

しゅふきたアプリ

しゅふきたは主婦の「働く」を応援する北海道の求人情報サイト

設定

○○ママの好きなこと・大切なこと 前に進むことで手に入れた幸せな環境。西区のセラピストママ。

2024年7月12日 公開 / 2024年10月11日 更新

セラピスト まつきくみこ

札幌市西区の自宅で1日2組限定のサロン「salon himari(@salon.himari)」を営む、セラピストのまつきくみこさん。「salon himari」では、ドライヘッドスパを始め、エステやハワイアンマッサージのロミロミなど多彩なメニューを用意し、たくさんのお客さまから支持されています。一方、プライベートでは9歳と2歳の姉妹を育てるママです。サロンを開業するに至った経緯や、自身の子育てについてお話を伺いました。

Contents

1.始まりは、近所の公園から。
2.前に進み続けたからこそ、今がある。
3.家族との時間がなによりも大切。

始まりは、近所の公園から。

ー自宅サロン開業前も、マッサージやエステのお仕事をされていたのですか?
医療事務やアパレルなどで働いていたことはあったのですが、実はマッサージもエステも未経験でした。マッサージ系の資格を取得するきっかけとなったのは、長女出産後に近所の公園で知り合ったママ友と仲良くなったからなんです。

ーどういった経緯で?
公園で長女が、お友達になったのがそのママのお子さんで、私たちママ同士も子どもを見守りながら世間話をしているうちに仲良くなったんです。気さくで話しやすい方で、すぐにママ友になりました。

ー世間話から関係が始まったんですね。
知り合って少し経った頃に、「何か自分の好きなことを始めたらいいんじゃない?」と、突然言われたんです。本当に急なことで、私は「ムリムリ!」と即答。当時は医療事務の仕事をしながら子育てをしていて、私には時間も心の余裕も全くありませんでした。ただ、ポロッと出てきたのが「でも、マッサージなら私好きかも」。自分の中でも無意識に答えていたんです。
ーママ友は「趣味として始めてみたら」の意味で?
真意はわかりません(笑)。でもその後も「ここでマッサージの資格取れるらしいよ」と、その彼女が教えてくれることもあり、少しずつ私の心も「資格を取ってみようかな」と変化していきました。

ー気持ちが前向きに変わったんですね。
取得予定だった資格を全て取り、次に悩んだのは「この資格をどう活かそう」ということでした。趣味でマッサージを始める考えは全くなく、「せっかくやるならセラピストとして自宅でサロンを開こう!」と思ったんです。

前に進み続けたからこそ、今がある。


ーセラピストを仕事にしたかった理由はなぜですか?

仕事が忙しくて、娘との時間をゆっくりとれないことに疑問を感じている時期だったんです。なので、「この資格を活かせば、もう少し娘とゆっくり過ごせるかもしれない」と、考え始めていました。ただ自宅でサロンを始めることが、そんなに簡単なものでもないとも、同時に感じていました。

ー難しい判断です。
だけど資格も取ってしまったし「前に進むしかない!」と決意して医療事務を退職。2021年に「salon himari」を立ち上げました。友人の紹介で少しずつお客さまも来てくださっていたのですが、第二子を妊娠し、出産のために2022年の3月に一時的に休業することになって。
ー第二子出産後は、どのくらいでサロンを再開したのですか?
2022年の春に出産し、産後約半年後から月に5日ほどお店の営業を始めました。少しずつ営業日数を増やせるようになってきてからは、SNSでの発信を積極的に行って集客にも力を入れていたのですが、なかなか集客がうまくいかない日々が続きます。

ーそれはつらいですね。
もちろん待っていてくれたお客さまもいましたが、新規のお客さまからの予約が1ヶ月のうちにゼロという日もあり、何か良い方法はないかと模索していました。うまくいかず落ち込むこともありましたが、「自分から動かないと何も始まらない」と、一緒にイベントをやってくれそうな人にメッセージを送ったりして、精力的に動きましたね。

ーすごい行動力!
コラボイベントの開催やキャンペーンを行うなどして、徐々に新規のお客さまも増えていきました。ありがたいことに今は予約で埋まる日も増え、諦めないでよかったなと思っています。

家族との時間がなによりも大切。

ーサロンに来るお客さまは、ママも多いと聞きました。
身体の不調を訴えたり、リラックスしたくてご来店されるママが多いですね。育児も仕事も家事も完璧に...と、肩に力が入ってしまっている方が多い印象です。私も子育て中の身なので、完璧にしたい気持ちもわかります。だけど、ストレスがかかると自律神経が乱れて、身体の不調にも繋がりやすいので、もっと自分に優しくして、身体を労ってほしいなと思いながら施術しています。

ーご自身の子育てで、悩みはありますか。
毎日大変ですよ(笑)。長女は、小学生なので時間に関しての悩みが多いかな。のんびりマイペースな性格なので、ひたすら私が声を掛けて行動を促しています。次女は2歳で自我の芽生えが著しく、食事をしていても「おやつください」と私によくおねだりしてきますね。それがすごく可愛くてあげたくなるのですが、次女は平均よりも体重が軽いので、食事はしっかりとってほしい...と、心の中でいつも葛藤しています。でも姉妹がリビングで抱き合いながら笑っている様子をみると微笑ましく、育児の疲れは一瞬で吹き飛んでいきますね。
ー可愛いですね。
これからも家族との時間を大切にしたいです。子どもたちに「おかえり」と言ってあげられる環境がずっと憧れだったので、今すごく幸せなんです。サロンをこれからも続けていくためには、SNS更新なども力を入れていきたいところですが、夢中になりすぎてつい子どもたちが帰ってきてからも仕事してしまうことも...今後は「スマホは30分だけ」と時間を区切って仕事をしないと、長女に示しがつかないですよね(笑)。

ーありがとうございました!

セラピスト まつきくみこ

instagram:@salon.himari