しゅふきたアプリアイコン

主婦(夫)の働くをもっと応援

しゅふきたアプリ

しゅふきたは主婦の「働く」を応援する北海道の求人情報サイト

設定

○○ママの好きなこと・大切なこと ベビトレヨガで心も身体もパワーチャージ

2024年4月16日 公開 / 2024年10月16日 更新

ベビトレヨガインストラクター 波津 祐希さん

今回お話を伺ったのは、10歳、7歳、4歳の3人の娘さんを育てながら、子どもヨガ、ベビトレヨガインストラクターとして活躍する波津祐希(なみつゆき)さん。子育てのかたわら始めたお仕事や、北海道ではまだ普及していないという「ベビトレヨガ」について、詳しいお話を伺いました。

Contents

1.インストラクター未経験で出会った「ベビトレヨガ」
2.脳の発達や自己肯定感アップにも役立つ!
3.ママの笑顔で育つ、子どもの自己肯定感。

インストラクター未経験で出会った「ベビトレヨガ」


ー元々は講師として教える仕事をしていたとか。

そうなんです。札幌の体育専門学校を出て、27歳で結婚して、夫の転勤で千葉に引っ越すまでの7年ほどは幼稚園で子どもたちに体操を教えていました。

ー道外転勤は大変でしたね。
結婚して実家を出てすぐの出来事だったので、誰とでも仲良くなれるはずのこんな私でも見知らぬ土地でホームシックに陥ってしまって...(笑)。そんな生活の中で、楽しく過ごすには...と外に目を向け飲食店でのアルバイトをして気分転換してましたね。


ーご出産はいつ?

夫の千葉赴任期間が終わったのを機に札幌に戻り、長女を出産。3年後に次女、さらに3年後に三女が生まれました。


ーお仕事へ復帰されたのは?

できるだけ早く働きたいとは思っていたのですが、3児を育てながら働く余裕はなくて、家の近くのファーストフード店で週1、2回程度、実家に下の子を預けたり、幼稚園に子供が行ってる時間を使ってなんとか働いていた感じでしたね。

「当時は自分の時間なんてものはなくて、ただがむしゃらに子育てをしていました」

ーどうやって今のお仕事を始めたんですか?
以前の勤め先の先輩からお声がけいただいて、「北海きたえーる」で開催されている親子体操教室で、講師として働き始めたことがきっかけでした。結婚前にやっていた仕事に近い内容だったのと、子供に携わるお仕事が好きだったので、引き受けることにしたんです。

ーはじめはヨガじゃなかったんですね。
そうなんです。仕事を始めて間も無く、前任の先生が引退されたのをきっかけに、親子体操のクラスの後にあるベビーのヨガクラスを任されたんですけど、実のところヨガは全く教えたことがなくて、かなり苦労しました(苦笑) 。

でもせっかく任せて頂いたのだからママたちに満足してもらえるよう、私自身も自信を持ってレッスンをしたい!と思い資格取得を考えるようになって。色々探しているうちに、たどり着いたのが「ベビトレヨガ」だったんです。

ママの心身のケアをしていきたいと強く思うようになったのは、産後うつ問題の深刻さを学んでから。

脳の発達や自己肯定感アップにも役立つ!

ー「ベビトレヨガ」ってどんなヨガですか?
ママと赤ちゃんが一緒に身体を動かすヨガです。ママにとっては産後の骨盤調整や姿勢改善、腰痛や肩こりの軽減や心のケア効果があります。赤ちゃんにとっても身体の可動範囲を広げるトレーニングや、脳の発達を育むトレーニングになるので、ママにも赤ちゃんにも良いことづくし。特に、赤ちゃんの脳は0〜3歳までに8割が完成すると言われています。この時期に五感の刺激をしっかり与えてあげることが大切なんです!

また、ヨガ経験のない人や運動が苦手な人、身体がかたい人でも始められるので、気軽に始められるヨガとしての入り口にはとてもおすすめです。

「キツそうに見えますけど、意外とみなさんできちゃうんですよ(笑)」

ーヨガって大人の習い事だと思っていました。
実は赤ちゃんだけではなく、3歳〜12歳向けに「子どもヨガ」教室も開催していきます。プログラミングや英語、塾など実践的な学習型の習い事や、サッカーや野球・プールなど技術習得型の習い事が増えている中、明確なゴールのないヨガは子どもの習い事としてはまだまだ浸透していません。

ーそうなんですね。子どもにはどんな効果が?
呼吸により自律神経を安定させる働きのほか、普段使いすぎの筋肉と使えていない筋肉をバランス良く使うことで、身体が動かしやすくなったり、正しい姿勢が自然ととれるようなったりします。身体が整うことで心も落ち着き、レッスンで様々なチャレンジを繰り返すことで、小さな「できた」をたくさん経験し、自己肯定感を上げることにもつながってくるんです。

ー自己肯定感まで!親としては気がかりなことですよね。
先日 「乳幼児自己肯定感アドバイザー」という資格も取得しまして...。大切な乳幼児期に関わらせていただけるこの仕事をする上で、自分自身も「もっと早く知りたかったー!」と思う学びがたくさんあるので、そこをぜひ通ってくださる皆さんにお伝えして「子育て楽しい!」「子どもって天才!」「子どもってすごい!」を実感していただけたらと思ってます。

ー例えば、どんなことですか?
子どものイタズラって、大体は子どもが本来持っている「学びたい」の気持ちから生まれていて、実は大切な成長のプロセスが隠れていたりするんです!こーゆーお話もたくさんお伝えしたい〜と今、ウズウズしてます(笑)

ーどんな時にやりがいを感じますか?
ママたちが笑顔になる瞬間ですね。教室を開いたのが新型コロナウイルスの流行時期だったこともあって、一人で子育てに悩んでいるママがとても多かったんです。だからママ同士で悩みを共有しあえたり、子どもとの新しい関わり方を見つけることができたり、心身のケアをするだけではなく、ママたちの交流の場、子育ての悩みをちょっと軽くできるような場にしていけたらいいなと思っています。

子どもたちは先入観もなく、どんなポーズにもトライ!

ママの笑顔で育つ、子どもの自己肯定感。

ー今後の目標を教えてください。
実は北海道で「ベビトレヨガ」の教室を開いている方はほぼ居ないんです。なので北海道で一緒にインストラクターとして活動できる仲間を増やしたくて、養成校になれるよう、学びを深めてステップを踏んでいるところです。インストラクターの育成を通して、北海道で「ベビトレヨガ」をより多くの人に体験してもらいたいと考えています。あとはイベント開催やSNSでの情報発信などにも力を入れたいです!
ー子育て中のママ、これから働こうと考えているママにメッセージをお願いします。
子どもって親のことをよく見ています。特にママのことって見てるんですよね。だからママが自分のやりたいことを我慢して子育てをしていると、子供が大人になった時に「ママはいつも子供のためって自分のやりたいこと我慢してたなぁ」と考えるようになり「ママとはやりたいことを我慢するもの」という無意識のルールが潜在意識へ刷り込まれてしまうんです。

だからこそママ自身が楽しそうにキラキラしている姿は、子供たちに夢と希望を与えられると思ってます!

ーありがとうございました!

ベビトレヨガインストラクター
波津 祐希さん

Instagram:@yuki_bebitoreyoga