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○○ママの好きなこと・大切なこと ママを孤独にさせない!ママ向け英語講座に込めた想い。

2024年7月23日 公開 / 2024年10月16日 更新

子育て英語講師 小野寺 朋子さん

自身の語学知識を活かし、親子向けとママ向けに英語講座を行っている子育て英語講師の小野寺朋子さん。プライベートでは、中学1年生と小学4年生の姉妹を育てるママです。小野寺さんが、親子だけじゃなくママ向けにも英語講座を行う理由や、自身の子育てについてお話を伺いました。

Contents

1.完璧な育児を目指そうと苦しんだ出産後
2.次は私がママを笑顔にしてみよう!
3.フリーだけが正解じゃない。

完璧な育児を目指そうと苦しんだ出産後

ーいつごろから英語に興味が?
小さい頃、旭川の教会に母が連れていってくれたんです。そこで初めて外国人の方と触れ合い、ユーモア溢れる会話に「英語が楽しい」と感じました。それからずっと英語の勉強に励み、高校生になっても英語好きは変わりませんでしたね。

ーでは、大学は英文科に進学を?
福祉心理学科に進みました。高校の先生に「英語を話せるようになりたいだけなら英文科でなくても良い。英語を使って何かを学べた方が良いのではないか」と、勧められたんですよね。だけど進学後に英語を突き詰めて学びたいという気持ちが見え隠れすることも多く、いつも悩んでいました。そこで、大学4年生の時にアメリカへ1年留学したんです。

ー英語圏の国へ!
渡米当初は私が話す英語が通じなく、落ち込むことも...だけど、とにかく話すことを心がけていたら上達していきました。アメリカでの時間はかけがえのないものとなりましたが、帰国後の就活で現実に引き戻されます。

ー何があったんですか?
帰国したのが日本の就職活動がちょうど終盤にあたる時期で、英語を活かせる 職種の募集はほぼ終了していたんです。病院事務職の内定を頂けたのですが、英語は不要な職場で...それでもせっかく見つけた就職先だったので、手放すことはできなかったですね。

ー医療事務のお仕事は、長く勤めたのですか?
就職して5年経った頃に、夫との結婚を機に退職しました。そして、第一子を妊娠した時に、「子育ては完璧にしたい」と思ったんです。大学進学や就職の時に自分の気持ちを貫かなかったことに後悔があったので、なにかひとつを完遂したいっていう気持ちがありました。産後、長女は繊細なタイプで、泣いたら手をつけられないことが多く「私、子育てもできないんだ...」と自己否定の嵐で、本当に辛かったです。

次は私がママを笑顔にしてみよう!


ーどうやってその状況を脱したんですか?

栃木県宇都宮市に、夫の転勤で引っ越しすることになったんです。宇都宮は、子育てサロンが多く、サロンの中で仲良くなったママたちでサークル活動を行うなど、札幌とは違う子育て環境だったんです。この時にママたちと話をして、初めて「子育てって楽しいかも」と思い始めました。

ー地域によって違うんですね。
サークル活動が忘れられず、札幌に戻ってから市内のサークル活動を探し、リーダーも経験しました。運動会やハロウィンパーティーなどを行い、たくさんのママたちが笑顔だったことが印象的でしたね。ただ第二子の次女が幼稚園入園のタイミングに夫の転勤で室蘭市に引っ越しすることになり、サークルからは離れることになりました。

活動中の小野寺さん(ご提供写真)

ー英語を教える活動を始めたのはいつ頃から?
2021年に札幌に戻ってからスタートしました。室蘭にいる時はパート勤めをしていて、しかもコロナ禍になり、子どもたちの在宅や次女が風邪を引いて仕事を休む回数が多く...。その罪悪感からきっと家でもイライラしていたんでしょうね。次女から「風邪をひいてごめんなさい」と手紙をもらい、このままじゃだめだ、そして働き方を自分で決めたい!と同時に思うようになったんです。

ー先が見えない時期でもありましたもんね
それもあって「ママのためになにか始めてみようかな」と考えつき、親子向けに英語で絵本を読むボランティアでもしようかと思ったんです。でも、やるなら英語をきちんと伝えたいなと思い、親子向けとママ向けに講座ができる英語講師の資格を取得。努力して取得した資格なので、自分で講座を開いてみようと思い活動を始め、今に至ります。

クリスマスでの特別レッスン(ご提供写真)

フリーだけが正解じゃない。

ー講座の内容について詳しく教えてください
親子向けは、0〜3歳の子どもと親が楽しんで英語を学べるカリキュラムです。 ママ向けは、ママが英語を学びつつも、子育てのちょっとしたヒントも一緒に学ぶことができるようになっています。子どもが英語に興味をもって欲しいと思うなら、ママが楽しく英語に触れることが一番の近道。英語が苦手なママさんこそ受けて欲しい講座です。

ーママ向けの英語講座は珍しいですよね。
私の子育て経験から「ママを孤独にさせたくない、笑顔にしたい」というのがあるんです。受講するママが真剣に学びながらも、周りのママたちと楽しそうに笑顔になっている姿を見ると、講座を始めてよかったなと思います。

ー現在、ご自身の子育ての悩みはありますか?
今はだいぶ減りました。次女は少し早めの思春期のような一面もあり、たまにグサッとくる言葉をいわれることもあります(笑)。でも、私が体調を崩した時に一生懸命お世話してくれるので、自立したい気持ちと幼さがアンバランスなのかなと思いますね。

清田区でのレッスンの様子(ご提供写真)

ーさまざまな働き方をされてきたと思いますが、
 育児しながら働くには、どの形が向いていると思いますか?

私は、雇用されることもフリーランスも両方、子育てママには良い面があると考えているので、最適なものを選ぶのが良いと思います。室蘭で働いていた時は、安定したお給料や有給などのお休みがしっかりありました。この安心感は子育てに忙しいママには大切ですよね。一方のフリーランスは安定性はありませんが、自分のペースで仕事ができるので、時間の都合がつけやすい面はあります。あとは、チャレンジしていることへダイレクトに反応があるので、充実しているなと感じることは多いですね。

ーありがとうございました!

子育て英語講師
小野寺 朋子さん

Instagram:@tomo5_english2929