しゅふきたアプリアイコン

主婦(夫)の働くをもっと応援

しゅふきたアプリ

しゅふきたは主婦の「働く」を応援する北海道の求人情報サイト

設定

○○ママの好きなこと・大切なこと コーヒーもフラも大好き!理想のWワークをしながら子育てに励むママ|村西夏希さん

2024年12月13日 公開

フラダンスインストラクター 村西 夏希さん

村西夏希さん(@72ki74)は、中学2年生の女の子のママ。普段はコーヒーショップで働き、フラダンス教室「カレイイリマオカラニ・フラカルチャークラス」のインストラクターとしても活動しています。2つの仕事を両立させる村西さんは「どちらの仕事も私の人生には必要」と話します。その理由や、思春期の子育てについて伺いました。

Contents

1.約15年在籍するコーヒーショップの魅力。
2.ハワイで出会ったフラダンス。
3.娘の一言が気づかせてくれた、楽しむ気持ち。
4.かけがえのない時間を大切に。

約15年在籍するコーヒーショップの魅力。

ーコーヒーショップではどんなお仕事を?
接客やコーヒーの提供、シフトコントロールなどを行うのがメインです。娘が産まれる前から働いているので、出産と育児のために少し離れていた時期を除いても、かれこれ15年くらい同じお店で働いています。

ー退職していた時期があったんですか?
ありました。出産から娘が1歳10ヶ月になるまでですね。初めての子育てだったので一度専念しようと思ったんです。だけど、子育てしているうちにまた働きたい気持ちが湧いてきて、当時一緒に働いていた同僚から店長に話して貰い復帰することになって。働き出したらやっぱり楽しかったですね。常連のお客さまとの会話に元気をもらうことも多いですし、一緒に働いている人たちと子育ての悩みなども話ができて、ここは働く場ではありながらも私にとっては安らげる空間なんです。

ー働くママも多いんですか?
そうですね、私のように出産などで一旦離れたママが「また働きたい」と、戻って来る人が結構いますね。でも学生やフリーターも多い職場なので、私のように居心地の良さを感じてここで働きたいと思う人が多いのかもしれないです(笑)。

▲ご提供写真

ハワイで出会ったフラダンス。

ーフラダンスのインストラクターもされているんですよね。
そうです、フラダンス自体は、7年前から始めていたんですが、ある日通っている教室の先生から「インストラクターをやってみない?」と声をかけてもらい、2022年から始めました。

ーフラダンスを始めるきっかけがあったんですか?
娘が小さい時に家族旅行でハワイに行ったんですよね。その時に宿泊したホテルの中庭でフラダンスの体験レッスンをやっていたんです。その体験レッスンで娘が楽しそうに踊っている姿を見て「フラダンスって年齢問わずに踊れるんだ、いいな」と興味を持って。動きの一つひとつが、花や雨といった自然を表していると知り、自然が好きだった私はさらに惹かれていきました。

ーフラダンスの動きに、そんな意味があるなんて知らなかったです。
それから帰国後、札幌市内でフラダンスのレッスンを受けることができる教室を探して、今の教室にたどり着きました。ずっと趣味としてフラダンスを踊っていくものだと思っていたのですが、先生からの一言でインストラクターとしての道も歩み始めることになったのは自分でも意外でしたね。性格的にリーダー的な役割は苦手なんですが、インストラクターを始めることで「今まで出会ったことのない自分に会えるかもしれない」と直感したんです。

▲ご提供写真

娘の一言が気づかせてくれた、楽しむ気持ち。

▲ご提供写真

ーインストラクターを始めてからはいかがですか?
「インストラクターとしてみんなを引っ張らなくては」と思って、頑張りすぎてしまうこともあり大変でした。娘もその時小学6年生で、中学進学前だったこともあり、そのフォローもしなきゃと心に余裕がありませんでしたね。でもそんな時でも、フラダンスを踊る時間だけは自分に集中できて心が落ち着いたんです。

ーフラダンスが心の拠りどころだったんですね。
自宅で練習していると、娘が「ママ上手だね」と声をかけてくれたりして、家庭内の雰囲気が柔らかくなるんですよね。声をかけてくれる時は大体リラックスして踊っているので、「踊っている人が楽しまなきゃ」というのに、そこで改めて気づけたような気がしました。

ー楽しむことで変わりましたか?
気持ちに余裕ができて、レッスン中の生徒さん一人ひとりの変化により気づけるようになりました。生徒さんもゆったりと楽しんで、フラダンスを踊ってくれているように感じます。そのおかげか生徒さんの数も徐々に増えてきているので、楽しむ心を忘れないでフラダンスの魅力を伝えていきたいです。

ーインストラクターだけでお仕事していくことは考えませんか?
どちらかの仕事のために、どちらかを辞めるということはないと思います。コーヒーショップで働く私も、インストラクターの私も、自分の人生で必要なんですよね。ショップで一緒に働くスタッフが安心して働ける環境を作ったり、お客様に喜んでいただくために考えることは、インストラクターでも生かされている気がします。

▲ご提供写真

かけがえのない時間を大切に。

ー2つのお仕事の両立について、娘さんはどう思っているんでしょう。
いつか同じコーヒーショップで働きたいと言っています。私が楽しそうに働いているのを見ているからではないでしょうか。
思春期真っ只中なので、きっとお友達との付き合いなど広がっていく自分の交友関係に興味がある時期ですよね。私も娘には自立した子になってほしいと思っているので、今は自分の世界を広げるためにいろいろなことを見たり挑戦してほしいです。

ー思春期ということは、反抗期でもありますもんね。
娘とママのバチバチは当然あります(笑)。でも、そういう年頃だともわかっているので、大切な通過点だと思うようにしていますね。なんとなく娘に少し落ち込んだ雰囲気があるときには、甘いものを食べながらさりげなく話を聞くようにしています。

ーママに話を聞いてもらえると安心しますよね。
来年には高校受験かと思うと、一緒に暮らせるのもあと少しかもしれないなと感じています。そう考えると、子どもと一緒に過ごせる時期は本当にあっという間ですよね。娘が小さい頃は「遊ぼう」と誘われて、料理するだけでも一苦労…という記憶がありますが、料理は一生できるけど、子どもと遊べるのは一瞬だったなと今は思います。これからも娘に寄り添う時間を大切に、2つの仕事も続けていきたいです。

ーありがとうございました!

フラダンスインストラクター 村西夏希さん

村西夏希さんInstagram:(@72ki74)