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○○ママの好きなこと・大切なこと 子育てとの両立を目指して転職。家族の笑顔のために大切なこと。|平井みのりさん

2025年2月18日 公開

新札幌パウロ病院 看護師 平井みのりさん

昨年(2024年)4月から新札幌パウロ病院に勤務する平井みのりさん。看護師歴は10年。プライベートでは2児の母として忙しい毎日を過ごします。子育てで大切にしているのは「いつも通り」を維持すること。育児の苦労や職場のサポートなどについて、お話を伺いました。

Contents

1.子育てとの両立を考え、第二子誕生を機に転職
2.100年前のパン!?人生経験を想像できるのが楽しさ
3.日勤のみの安心感。職場の先輩ママのサポートにも感謝
4.休みの日もいつもと同じ。リズムを整えることが家族の笑顔の秘訣。

子育てとの両立を考え、第二子誕生を機に転職

ー子供の頃から看護師になろうと?
そうですね。介護士だった母親から「手に職なら看護師」と言い聞かされ、小学生の時には、将来は看護師になるんだと思っていました。うまく誘導された感じです(笑)。専門学校を卒業後、看護師資格を取得し、この病院が3つ目の勤務先です。

ー転職のきっかけは?
二人目(の子ども)を妊娠したことです。以前の職場は自宅から遠く、通勤は約1時間。子どもが一人の時はなんとかなっていましたが、二人になったら大変そうだなって。保育園から呼び出される可能性も2倍になるだろうし。ここは自宅から30分で通えて、新さっぽろ駅から送迎バスもあるんです。子どもを保育園に預けたら、すぐバスに乗って病院へ。通勤のしやすさが魅力的でした。

過去には急性期の病院で呼吸器系疾患や透析患者のケアに従事してきたという平井さん

100年前のパン!?人生経験を想像できるのが楽しさ

患者や家族と向き合い、その人生や背景を知ることがやりがいに

ー新しい職場の印象は?
私がいる病棟は慢性期の患者さんが中心です。以前の職場は急性期(の病院)だったので、その違いが印象的でした。ケアに対する考え方も異なり、「ここではこういう風にやるんだ!」って、いろいろ発見がありました。補助スタッフが多いのもこの病院の特徴だと思います。前職では口腔ケアも体位交換も全て看護師がやっていたので、その負担が軽減されたのは嬉しかったです。

ー患者さんとのコミュニケーションも楽しんでいるとか
年輩の方が多いので、その人が歩んできた人生を垣間見られるのが興味深いんです。病棟の患者さんに107歳になるおばあちゃんがいるんですが、雑誌に載ったパンの写真を見ながら「私、子供のころ、パン嫌いだったのよ」っておっしゃるんです。思わず「100年前のパン!?」って(笑)。自分では経験できないことをいろいろ想像できるのが楽しいんです。

ー子育てで大変さを感じるのは?
長男の発達に気になるところがあって、気持ちが不安定になると、ぎゃーっと癇癪を起こしたりするんです。今は、保育園と児童デイサービスを併用しています。下の子もイヤイヤ期に入ってきて、あれも嫌、これも嫌と。こちらもついイライラして大きな声を出しがちになり、ご近所にも響き渡ってると思います(笑)。長男のことを考えると、小学校に通えるかなとか、不安はありますね。卒園までには落ち着いてくれたらと思っていますが…。

日勤のみの安心感。職場の先輩ママのサポートにも感謝

お迎えの時間が近づくと先輩たちが「先に上がって」と声をかけてくれるそう

ー職場は子育てに理解があるそうですね
頼りがいのある先輩がたくさんいるんです。私の母親世代の方が多く、子育ての大変さは一通り経験済みっていうか。子供のことで相談すると「そうだよね。わかる、わかる」って。おおらかに受け止めてくれるので、安心感があります。保育園から呼び出しがあった時なども「残っている仕事はなに?」「あとはやっとくから!」とすぐに帰れるように助けてくれて、ついつい甘えさせてもらっています。

ー日勤のみ。土日祝が休みなのも良かった?
それは大きいですね。「土曜日の出勤は応相談」って書かれている求人もありますが、月に何日ぐらい出れば良いんだろうって気になるじゃないですか。出勤するとなれば、旦那が子どもの面倒を見るのか、保育園の土曜利用をするのかとか、考えることがいろいろ。その点、ここは土日祝休みと明記されていたので、安心して応募できました。

ー仕事と育児の両立で心がけているのは?
基本、早く帰ることですね。職場の皆さんがうちの子たちが小さいのを知ってて気を使ってもらってる部分が大きいんですが。
私の帰りが遅くなると、まず子どもたちの機嫌が悪くなるんです。それを見てこっちもイライラしてきちゃって。夕食が遅くなると、寝るのも遅くなって、次の日の朝も起きられなくなる。まったく良いことがありません。気持ちが不安定になると長男も癇癪を起こしやすくなるし、そんな時に限って旦那が余計なことを言ってカチンときたりする。家庭不和へまっしぐらです(笑)。

休みの日もいつもと同じ。リズムを整えることが家族の笑顔の秘訣。

周囲のサポートに感謝しながらスキルアップを目指すのが目標

ー気分転換になる趣味などは?
基本的に家でダラダラするのが大好きで、インドアなんですよ。これという趣味もなくて。気分転換になるのは家の片付け。ふだんは子どもを寝かしつけながら寝落ちしちゃうことが多いんですが、たまに起きれた時は家の中の片付けをして「ヨシ!」って寝る。翌朝、家の中がスッキリしているのを見ると気分が良くなって、家族に「今日、お家きれいじゃない?」「家がきれいだと、気持ちいいね!」とアピールして楽しんでます(笑)

ー今後の目標って?
仕事については昔から「生活のため」と、割り切ったスタンスでした。ただ、新しい環境に身をおいたことで、患者さんやご家族との関わりを通して、看護師としての経験の幅を広げていけたらと考えています。家庭も大事にしながら、自分らしく働いていくことが目標ですね。

ー子育て中の方、あるいはこれからママになる方へのアドバイスを
できるだけ生活のリズムを崩さず、「いつもどおり」を維持することが、子どもと家族全体の心の安定につながると思います。ウチの子どもたちは休みの日でも、保育園と同じスケジュールが基本。食事も昼寝も、就寝も大きく変えません。イレギュラーを少なくすることでトラブルも減り、家族が笑顔で過ごすことにつながると考えています。

ーありがとうございました!

医療法人 中山会 新札幌パウロ病院

内科・消化器内科・循環器内科・リハビリテーション科・歯科・医療療養型のサービスを提供する札幌市厚別区の基幹病院。
働くママに優しい職場環境作りにも力を入れています。
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