ご友人は幼い2人の子がいるシングルマザー。闘病と並行し子育てに励む彼女を伊藤さんたちは応援し続けたそうですが、3年半後の2016年、とうとう天国へ旅立ってしまったのだといいます。
「あの時、もっと早く検診を受けていたら。もっと検診が受けやすい世の中だったら。そんな悔しさが私をつき動かしました」
実は日本は子宮頸がんの検診率、死亡率ともにG7の国々のうちワースト1位。2019年の罹患者数は約1万人で、このうちの3割にあたる約3千人が亡くなっています(※)。さらに北海道の受診率は全国平均に比べて低い結果となっているのだとか。
(※)国立がん研究センター調べ