A.
検診センターでは、2週間から1か月後に、郵送で検診結果が届きます。その際、血液など他の検査の結果も含めてきます。
ただ乳がん検診時に、検診担当医が、精査が必要と判断した場合は、その場で、精査の必要性を説明し、紹介状を書くこともあります。病院、クリニックでは、検診時に判定を説明されます。
Q.9 乳がん検診で乳がんが発見される割合って?またその場合は早期発見の段階なの?
A.
40歳から74歳の乳がん検診をうけた女性、約300万人のうち約1万人が乳がんと診断されました。つまり、検診を受けた300人のうち1人が乳がんということになります(平成28年度地域保健・健康増進事業報告)。
検診で発見されるがんは、自覚していない腫瘤、石灰化病変が多いので、多くが初期と呼ばれる0期またはⅠ期(2cm以下の腫瘤)です。
Q.10 乳がんになった場合の治療ってどんな感じ?費用はどれくらいかかる?
A.
手術、薬物療法(抗がん剤)、放射線照射があります。多くの場合、この3つの治療を組み合わせて行います。ごく初期で発見された場合、薬物療法を行わないこともあります。
手術費用は入院を含めて60〜100万円。薬物療法(4か月〜10年間)は100〜500万円、放射線照射は、30〜50万円です(収入に応じて、その3割負担、2割負担、1割負担、0割負担)。
これに加えて、診察料、血液検査費用等もかかります。
Q.11 セルフチェックってどうやるの?どのくらいの頻度で行えばいい?
A.
下図参照。
両乳房とも外側の上(ワキのほう)にしこりができやすいので、特に、時間をかけて触ってください。仰向けになって、ローションを付けたほうが、小さいしこりも見つけやすくなります。きちんとセルフチェックしていれば、3か月毎でよいと思います。
ただし基本的には検診センター、病院での乳がん検診(マンモグラフィ)を受けてください。