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2014/05/19[mon] update

病気・緊急時の預け先を考える【札幌市こども緊急サポートネットワーク】

子どもの急な発熱や、どうしても引き受けなければならない突発的な残業など、働くお母さんにとって、緊急時に「誰が子どもの面倒をみるか」不安はつきもの。働きたいみなさんを応援する、「もしも」に備えた自治体事業をご紹介します。

札幌市こども緊急サポートネットワークとは

札幌市ファミリー・サポート・センター事業のひとつ。子育ての支援を受けたい人と、援助したい人が会員組織を作り、地域や会員相互で子育て家庭を支援する仕組みです。札幌市では、日常的な預かりの「さっぽろ子育てサポートセンター」と緊急時や病児、病後預かりの「札幌市こども緊急サポートネットワーク」の2事業を実施しています。

子どもの病気や急な残業など
緊急時の預かりに必ず対応

「子どもが病気になって保育園や学童保育に預けられなかったり、急な残業や出張が入ってしまった時はどうしよう?」。これから働こうと思っているお母さんにとって、緊急時の対応は悩みのタネ。身近に頼れる預け先がない場合、「働くのは無理かな」と思ってしまう方も多いでしょう。そんな不安を持つお母さんを支援してくれるのが、「札幌市こども緊急サポートネットワーク」事業です。これは、「子育ては、家族や地域、社会をはじめ多くの人が支え合ってするもの」との考えのもと、子育ての支援を受けたい人(依頼会員)と援助したい人(提供会員)が会員組織をつくる助け合いの仕組み。乳幼児から小学校6年生までのお子さんを持つ親御さんを対象に、一定の条件やルールのもと、当日16時までの依頼に100%対応してくれることが特徴です。

お子さんのカルテや条件をもとに
対応可能な提供会員をマッチング

子育て支援を受けたい依頼会員は、事前連絡のうえFAXや郵送による会員登録が必要です。通っている園や学校、食事制限や予防接種の有無といったお子さんのカルテを作成し、会員登録が済めば翌日から利用できます。依頼の度にコーディネーターが支援可能な提供会員を探すため、事前の顔合わせはなく、支援者の指定もできません。依頼に100%応えるため、申込は前日から当日16時までに限っており、事前予約は不可(宿泊希望の場合は要事前予約)。病気の際は、必ず医者の診断を済ませることが必要です(提供会員が代理で受診することも可能)。また、子どもの不安を軽減するために、預かり場所は申込をする依頼会員の自宅となります。もしもの場合に備える「保険」と一緒で、利用しない(=緊急事態がない)で済めばうれしい支援。お子さんが元気に生活し、もしもの場合にはお母さんが家に帰れることが一番ですから、心のお守りといった存在だと考えましょう。

札幌市内279人のネットワークで
働くお母さんの不安をサポート

支援をおこなう提供会員は、40代〜60代の方がメイン。登録時に8日間、計30時間の講習を受けることが条件になっています。研修は無料とはいえ交通費は自腹。遅刻や欠席がゆるされないので、最終的には熱意のある人しか残らないのだとか。「自分の子どもの手が離れたのでお世話をしたい」、「かつて働きながら子育てした苦労があるから、若い人を応援したい」など、支援者の思いはさまざまですが、すべては善意によるもの。依頼会員に登録しても、実際には支援を受ける機会がなかったお母さんも多いといいます。就職の面接時に緊急時の備えとしてアピールできるので、「働こう」と決めたらまずは登録することをおすすめします。

会員の条件

提供会員(子育て家庭を援助したい方)
札幌市内にお住まいの方
健康で、この事業に理解と熱意のある20歳以上の方(保育士資格などの有無は問いません)
所定の研修を受講できる方

依頼会員(子育て支援を受けたい方)
札幌市内にお住まいの方および札幌市内に勤務等のある方
0歳から小学校6年生までの子どもを育てている家庭の方(すべての子育て家庭が対象です)

※提供会員、依頼会員の両方に登録することもできます。

利用料金

利用時間(利用料金は1時間以上〜)
病児・病後児預かり
月〜土の7:30〜18:00/30分あたり500円
病気以外の預かり
7:30〜18:00/30分あたり500円
18:00〜23:00/30分あたり600円
宿泊預かり
保育園・学童保育終了後〜登園・登校時まで/3歳以上10,000円、3歳未満12,000円
※病児の宿泊預かりは行なっていません。

※キャンセルの場合は所定のキャンセル料がかかります。
※送迎に伴う交通費、提供会員が用意したミルク、おやつ、おむつ等は実費負担です。
※提供会員が用意した食事を提供した場合は、所定の金額を負担ください。

利用料補助制度

生後5カ月〜小学校3年生までの病児・病後児を3時間を超えて預けた場合、申請により利用料の一部が補助されます。
補助対象利用時間/月〜金7:30〜18:00、土7:30〜13:00
30分あたりの補助料金/3時間以上350円

▼補助制度についてのお問い合わせ先
札幌市子ども未来局子育て支援課⇒TEL.011-211-2988
日常的な預かりについての情報はこちら⇒さっぽろ子育てサポートセンター

※札幌市以外のサービスにつきましては、こちらのお仕事サポートリンク集を参照ください。

札幌市こども緊急サポートネットワーク
(札幌市ファミリー・サポート・センター事業)

設置主体/札幌市
運営主体/NPO法人北海道子育て支援ワーカーズ 
事務局/札幌市西区二十四軒1条4丁目二十四軒ターミナルビル2階
アクセス/地下鉄東西線「二十四軒駅」すぐ TEL.011-621-6626
開設時間/月曜〜金曜10:00〜17:00
休日/土曜、日曜、祝休日、年末年始
http://www.city.sapporo.jp/kodomo/kosodate/r4_03.html

お話を伺ったのは

札幌市こども緊急サポートネットワーク
長谷川敦子さん(写真右)
お子さんが病気の時に、会社を休めないことに罪悪感を持つ親御さんは多いものです。しかし、幼少期に家族以外の大人に大事にされることは、お子さんにとってかけがいのない経験。心ある支援者と接し、『人って信じられるんですね』と再確認するお母さんもいらっしゃいます。日常的な預かりが専門の「さっぽろ子育てサポートセンター」の支援と上手に使い分けていただきながら、地域で子育てしていきたいですね。

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