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働く主婦のリアルボイス 働く主婦のリアルボイス|和食店でのホールスタッフ【一乃喜(いちのき)】

2018年7月9日 公開

インタビューしたのは/竹達はるみさん(49歳)
20代になった3人の息子さんのうち、長男とふたり暮らし。一乃喜で働き始めたのは、およそ13年前から。現在は、週2回のお休み、17:00〜22:00の時間帯を基本にパートとして勤務中。

担当のお客様を最初から最後までおもてなし。お客様にとても恵まれている店なので、接客が初めての方にもおすすめしたい仕事です。

自分の店のような気持ちでおもてなし。
この店には開店当初からお世話になっているので、働き始めて13年になります。途中、2年ほど別の店に移ったこともありましたが、働きやすさに惹かれてこの店に復帰しました。私はパート勤務として、ホールの仕事を担当しています。具体的な仕事内容をざっとお伝えすると……。出勤したら、まずは自分がその日に担当する部屋をチェックします。すでに別のスタッフが席を作ってくれていますが、お荷物を置く棚の配置を変えるなどの微調整を自分なりにしています。電球が切れていないか、サンダルは揃っているか、ハンガーの数は足りているかも確認。接待の場合はスーツの上着を掛ける分の他に、冬はコートの分も必要ですから、本数が不足しないように準備します。おしぼりをひとり2個分ずつ用意して、いざお客様をお迎えしたら、お料理を出したり飲み物を作ってお出しします。お客様が帰られたあとは、食器以外のおしぼり受けや灰皿などを洗って、その日の仕事が終わります。
マニュアルがないからこそやりがいがあります。
お客様の目的が、接待か観光か、ご家族のお祝い事か、ご年配の方かによって、対応の仕方は変えています。接待ならば控えめにしていても、観光の場合はちょっとくだけた雰囲気でお話しする方が、お客様に楽しんでいただけると思うんですね。私は、自分の担当するお部屋のお客様がいらしたら、自分でご案内をしたいと思っています。お部屋に入り、コートをお掛けしたりする間のお客様同士の会話や雰囲気で、誰がどの方に気を遣っていらっしゃるのか知りたいから。最初にお料理や飲み物をお出しするべき方を、雰囲気から察するようにしています。上の立場の方が遠慮されて下座に座ってしまうこともあるので、席次は鵜呑みにできません。コース料理を時間内にお出ししなければなりませんから、食事や飲み物の進み具合は常にチェックすることも大切です。同時に自分がお客様に呼ばれてしまい、別のスタッフが対応してくれた際にも、進み具合を必ず教えてもらいます。こういった対応の仕方はマニュアルになることではありませんから、新人さんには常に聞いてほしいと思っています。もちろん新人さんがいきなりひとりで現場に出ることはありませんから安心してください。大人数のお客様の時に、先輩と一緒に担当することから始めています。着物でのお仕事に不安を感じてらっしゃる方もいるかと思いますが、初めて着る方でもすぐに覚えられます。貸与される着物を家に持ち帰って、着付けの練習をすることもできますから、そこは不安にならなくて大丈夫ですよ!
お客様に恵まれたお店なので心配は無用です。
接客の仕事をしたい方にとって、このお店はとてもおすすめです。お客様がとても優しいので、怒られたり、急かされたりすることがほぼありません。ドリンクが遅れてお詫びしても、「忙しいんでしょ」って気遣ってくださったり、緊張していると「新人さんかい?」って大目に見てくださるんですね。お客様が私たちを育ててくださる空気がある店なので、とても感謝しています。ただひとつ大変なことといえば、体力が必要なことでしょうか。着物を着て、おしとやかに仕事をしている風に見えますが、じつは結構な体力仕事です。担当するお客様の数だけ、お料理を運ぶので、立ったり座ったりの繰り返しなんですね。私も最初は、太ももの筋肉痛になりました。でも、お客様が多くてヘトヘトになった日も、お帰りの際に「また来るよ」「また担当してね」って言ってくださるので、疲れはふっ飛んでしまいます。お客様を最初から最後まで自分ひとりでおもてなしできることが、この仕事の醍醐味ですね。

やってみないとわからないこともありますから、
3日から1週間ほどのお試し期間もおすすめしています。

すすきのの和食店に、あまり馴染みのない方もいらっしゃるかもしれません。基本はお料理をお出ししたり、お客様のご要望がないか気を配るお仕事ですから、主婦のみなさんが、家族に対して心配りする部分と似た仕事だと思っています。大人しくて、飲み物がなくなったことを言い出せずにいるお客様に、こちらからお声を掛けてみたり。お母さんのような気持ちで接することが、お客様が喜んでくださることにつながると思います。接客だけではなく、違う職種の会社勤めなどのご経験があれば、社会人経験を生かせるはずです。とはいえ未経験の方は不安もあるでしょうから、仕事内容を体感するために、3日から1週間ほどお試しで働いてみることもご提案しています。うちは、お客様対応を細かく統一はしていません。もちろんお客様が不快にならない接客が大前提ですが、一人ひとりがご自身のカラーを出しながらおもてなししていただきたいですね。
女将/池田さんより

一乃喜(いちのき)

しっとりと落ち着いた和の空間で、厳選された旬の食材を使った料理を提供。全席個室のうえ、専用エレベーターで店内へアクセスできるので、宴会、接待、会食やお祝いの席などに利用されている。店名に込められているのは、「お客様に一番に喜んでいただく」という意味。
札幌市中央区南4条西4丁目 すずらんビル3階
TEL.011-231-5750

働く主婦のリアルボイス

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