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お金の悩み 子育てにかかるお金はいくら?未就学児から大学卒業までの出費を解説

2024年10月28日 公開

小さな子どもを育てるママにとって気になるのが、先々にかかるお金。特に教育にかかる費用は、家計に大きな影響を与えます。この記事では、北海道での子育てにかかる費用の相場を、就学前から大学までの各段階に分けて詳しく解説します。具体的な金額と費用項目の内訳を見ていくことで、将来の計画に役立つでしょう。

1. 保育園・こども園・幼稚園にかかる費用

札幌市をはじめ、北海道全体での保育園やこども園の費用は、家庭の所得に応じて異なります。また2024年10月現在、3歳から5歳の幼児は「幼児教育・保育の無償化」制度が適用され、保育料は無料です。ただし、2歳以下の子どもの保育料は所得によって変わります。また、無償化対象でも給食費や行事費は家庭で負担する必要があります。

主な費用内訳
0〜2歳児の保育料:月額約0円〜40,000円(世帯の年間所得に応じて異なります)
3〜5歳児の保育料:無償
給食費(主食費+副食費):月額約4,500円〜

参考:さっぽろ子育て情報サイト 保育料の概要(https://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/azukeru/hoikuryou/gaiyou.html)

2. 小学校にかかる費用

2024年10月現在、公立小学校の授業料は無償です。しかし給食費や学用品、学校行事費などの負担が発生します。文部科学省の調査によると、子ども一人あたりの年間費用は66,000円です。

年間費用:約66,000円
・授業料:無償
・修学旅行費等:約5,000円
・学校納付金等:約8,000円
・図書・学用品・実習材料費等:約24,000円
・教科外活動費:約2,300円
・通学関係費:約20,000円
・その他:約5,000円

北海道の場合、公立小学校には制服・体操服がありません。しかし、冬にはスキーやスケート学習があり、スキー・スケート用具や靴の購入・レンタル費用が別途必要になります。
※文部科学省「令和3年度 子供の学習費調査」より万円未満を四捨五入して作成(https://www.mext.go.jp/content/20221220-mxt_chousa01-000026656_1a.pdf)

3. 中学校にかかる費用

中学校も公立の場合は授業料は無料です。しかし小学校と同様、給食費や学用品は各家庭での負担となります。さらに部活動費や進学に向けての塾費用がかかることが多く、小学校よりも高額になる傾向があります。

年間費用:約132,000円
・授業料:無償
・修学旅行費等:約16,000円
・学校納付金等:約15,000円
・図書・学用品・実習材料費等:約32,000円
・教科外活動費:約24,000円
・通学関係費:約40,000円
・その他:約5,000円

※文部科学省「令和3年度 子供の学習費調査」より千円未満を四捨五入して作成(https://www.mext.go.jp/content/20221220-mxt_chousa01-000026656_1a.pdf)

4. 高等学校にかかる費用(公立・私立、ともに全日制)

高校は公立と私立で大きな費用差が出ます。特に公立高校は、授業料が一定の所得以下であれば無償化されますが、私立高校では授業料と「学校教育費」(教科書や修学旅行、制服費などが含まれます)の年間費用が公立高校に比べて高額になります。しかし、塾や習い事といった「学校外活動費」は公立高校・私学高校であまり、差がないようです。

公立高校の年間費用:約450,000円
・入学金等:約16,000円
・授業料:約52,000円
・修学旅行費等:約20,000円
・学校納付金等:約33,000円
・図書・学用品・実習材料費等:約53,000円
・教科外活動費:約40,000円
・通学関係費:約91,000円
・その他:約5,000円

私立高校の年間費用:約750,000円
・入学金等:約72,000円
・授業料:約29,000円
・修学旅行費等:約27,000円
・学校納付金等:約116,000円
・図書・学用品・実習材料費等:約64,000円
・教科外活動費:約47,000円
・通学関係費:約130,000円
・その他:約7,000円

5.大学にかかる費用(国公立・私立、医歯学部を除く)

大学進学に際して、国公立大学と私立大学では費用に大きな違いがあります。以下、具体的な内訳と費用を示します。また医学部や歯学部は4年制ではなく6年制のため、2年分の費用が追加されることも踏まえておきましょう。

国公立大学の費用
国立大学の入学料・授業料は文部科学省により標準額が定められています。公立大学もおおむね同じ費用ですが、入学金のみ入学者や保護者の住所が「地域外」か「地域内」かで変わるケースがあります。

国公立大学の年間費用:約580,000円〜約610,000円
・入学料:
国立大:約280,000円
公立大(札幌市外居住者)約280,000円
公立大(札幌市内居住者)約140,000円
・授業料:約540,000円

※文部科学省「2023年度 学生納付金調査結果(大学昼間部)」より万円未満を四捨五入して作成
(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kouritsu/detail/20240328-ope_dev03-1.pdf)

私立大学の費用
私立大学の入学金は、国公立のように標準額がないため大学や学部によって総額が大きくことなります。また施設利用料や実習費なども多く発生するケースもあります。

私立大学(文系)の年間費用:約870,000円
・入学料:約220,000円
・授業料:約800,000円
・施設設備費:約14,000円

私立大学(理系)の年間費用:約1,845,000円
・入学料:約220,000円
・授業料:約1,160,000円
・施設設備費:約130,000円

あわせて、一人暮らしをする場合、家財道具の購入、家賃・生活費の仕送りが必要になります。大学進学にはその点も考慮しておきましょう。

※文部科学省「令和5年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金等平均額(定員1人当たり)の調査結果について」より万円未満を四捨五入して作成(https://www.mext.go.jp/content/20231226-mxt_sigakujo-000033159_1.pdf)

まとめ

子育てにかかる費用を年間ごとにまとめると、以下の通りです。
保育園・こども園・幼稚園:月額0〜40,000円程度(3歳以上は無償)
小学校:年間約66,000円
中学校:年間約132,000円
高校(公立):約450,000円
高校(私立):約750,000円
大学(国公立):年間約580,000円〜約610,000円(医学部・歯学部を除く)
大学(私立):年間約870,000円〜約1,845,000円(医学部・歯学部を除く)

教育費用は長期間にわたる負担になるため、早めに計画を立てることが重要です。学資保険、積立貯金といった金融機関での積立や、児童手当や公的な補助などをチェックし、早め早めの資金計画を立てていきましょう。

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