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リアルストーリー 子どもたちの笑顔に元気をもらっています!児童会館で働くママさん座談会【青少年女性活動協会】

2023年2月27日 公開 / 2024年10月28日 更新

―児童会館で働こうと思ったのはどうしてですか?

若林さん 私は児童会館で働く前は、コンビニでアルバイトをしていたんです。ただ、深夜勤務だったので体力的にきつく、できれば昼間の時間帯で働きたいなと思って転職先を探していました。実は家のすぐ前が児童会館で、子どもたちもよく利用させてもらっていたんです。ここで働けたら家から近くて良いなと思ったのが応募の理由です。

水吐さん 私は子どもが大きくなってきて、パートからフルタイムの仕事に変えたいなと思っていました。子育て経験を生かせる仕事をと考えた時、娘が以前、児童クラブを利用していたこともあり、児童会館で働くのがいいかなと思ったんです。

金森さん 上のお姉ちゃんたちがよく児童会館に通っていたんですが、ある時、児童クラブの子どもが持っている「連絡帳が羨ましい」って言い出したんです。私は当時、仕事をしていなかったので、児童クラブは利用できないって伝えたんですが、どうしても持ちたいと言うので、それならいっそ児童会館で働いてみようかなって。

―働く前に不安や、気になることはありましたか?

若林さん 車の運転ができないので、家の近くで働けるかどうかが気がかりでした。できれば家の前の児童会館でと伝えましたが、勤務先は自宅とは違う学区になるということだったので、徒歩でも通える隣の学区の児童会館を紹介していただいて。

金森さん 当時、下の子がまだ10カ月だったので、そんな小さい子がいたら、応募しても断られるんじゃないかと予想してたんです。なので、ダメでも仕方ないと思いながら問い合わせたら、パートという働き方もあるから大丈夫と優しく対応してくださって、さすが「青少年“女性”活動協会」だなと思いました。

水吐さん 気になったのはやっぱり子どものこと。学校行事には参加できるのかなとか、急に熱を出したりしたらとか。でも、応募の時はなんとなく聞くのをためらってしまいました。

―実際に働いてみて、どんな印象でしたか?

若林さん びっくりしたのは、子どもたちが本当に「おりこうさん」ばっかりだったこと。聞き分けもいいし、素直だし。私、家では怒ってばかりなので、こんな子どもがいるんだって驚きでした。

金森さん いやいや、そんな良い子ばかりじゃないですから(笑)。

若林さん 私もあとから知ったんですが、うちの児童会館は特別落ち着いている雰囲気みたいで。館によって差があるとベテランの職員さんも言っていました。

水吐さん 私はこれまでの子育て経験から、自分が子どもたちにしてきたようなことを、児童会館の子どもたちにもすれば良いんだろうと考えていたんです。でも実際は想像を遥かに超える現象が次々に起こっていて…。

金森さん 超常現象ですね(笑)。

水吐さん まさにそう。喧嘩は日常茶飯事だし、泣き叫ぶ子はいるし。これも成長の過程だというのはわかるんだけど、自分の子育てでは経験していないことばかりだったので、衝撃は大きかったです。ただ一方で、いろんな子どもがいるってことは、その子に向き合っているお母さんがいるってことですよね。そう思うと、考えさせられるものがありました。

金森さん 私は子どもが小さい時から「子育てサロン」などをよく利用していたので、職員さんたちがこんなに苦労をして、母親たちに接しているんだと知って驚きました。母親が言った何気ない一言を、職員さんたちはこんなに真剣に受け止めてくれていたんだって。

―仕事内容を詳しく教えてもらえますか?

水吐さん 基本的にはあそびを通して、子どもたちと関わっていくことですよね?

金森さん そうですね。あとウエイトとして大きいのは、やっぱり保護者対応。働いているお母さんは子どもがどんな様子で学校から帰ってきたかを見られないので、できるだけ母親目線を意識して、「今日はこんな感じでしたよ」と伝えるのが大切な仕事のひとつです。

若林さん 児童会館では、ものをたくさん作りますね。館内の飾りだったり、行事に使うものだったり、活動の一環で、子どもたちと一緒に折り紙を折ったり、工作をしたりすることも多いです。

水吐さん うちの館では毎月誕生日会をしていて、そこでは職員が人形劇をしたり、簡単な曲を楽器で演奏したりします。

―仕事で大変さや難しさを感じるのはどんな場面でしょう?

若林さん 子ども同士の揉め事を、どう仲裁すれば良いかは頭を悩ませます。大人から見ればどうでも良いと思ってしまうことも、子どもにとっては大切なことだったりするので…。ベテランの職員さんがうまく仲裁しているのを見るとさすがだなと感心します。

水吐さん それはよくあります。友達とぶつかって気持ちが高ぶっている子どもに、どんな言い方をすれば伝わるのか、私も日々悩んでいます。

金森さん 子どもだけじゃなく、お母さんへの接し方も難しいですよね。こちらが良いと思ってしたことも「子どものためにならないので、止めてほしい」と言われることがあったり…。お母さんたちの子育てに対する考えは、本当に千差万別だということを働いてから痛感しました。

―反対に、職員になって良かったことは?

水吐さん 子育て経験があるつもりでしたが、そのやり方は人によって全然違うんだということに気づけたのは良かったことですね。他のお母さんがどんな風に子どもと関わっているかを知る機会は少ないので、本当に学ぶことが多いです。

金森さん 長い目で見た時に、子どもの成長に貢献できるところですね。低学年の時にはおとなしくて目立たなかった子が、だんだん自分の気持ちを出せるようになって活発になったりするのを見るとすごく嬉しい気持ちになります。

若林さん 成長を感じますよね。入学当初はぜんぜん落ち着きがなかった1年生が、2年生、3年生を見習っていろんなことができるようになったりして。すごいなと思います。

―家庭や子育てとの両立は大変ですか?

若林さん 私は午後からの仕事なので午前中に家事はできますし、参観日など子どもの行事にはお休みもいただけるので、それほど大変さは感じていません。子どもの習い事に合わせて時間の調整もしていただけますし、働きやすい職場だと感じています。

水吐さん フルタイムの場合、シフトが4パターンぐらいあるので、遅く出勤する日は午前中に家事をしたり、早く出勤する日は帰宅後にまわしたり、なんとかやりくりをしています。時々、気持ちに余裕がなくなってしまうこともありますが、子どもたちもそれを察して、自分から「宿題はもう終わってるよ!」とアピールしてくれたり、私に負担をかけないようにと気遣ってくれるようになりました。

金森さん うちは夫の実家が近くにあるので、全面的にお世話になっている感じです。下の子は学校が終わるとそこでおやつを食べ、ミニバスの練習に行くっていうのが日課です。

若林さん うちもミニバスやってます!上の二人がやってるので、洗濯物が大変。

金森さん わかります! 週末ごとに試合もあるので、私は休みの日はほとんど体育館にいます(笑)。仕事をしているお母さんなら誰でもそれなりに大変だと思うんですけど、その大変さを分かち合える仲間がいると少し救われますね。

―最後に、児童会館で働く魅力を改めて教えてください。

金森さん 一般的なオフィスワークなどに比べると、私たちの仕事は子どもにも伝わりやすいかなと思います。児童会館でこんなことがあったという話にも結構興味を持ってくれますし。あと、家以外に自分の居場所ができるのが嬉しいですね。やりがいはとても大きいと思います。

水吐さん 本当にそうですよね。私も児童会館でこんなことがあったという話をよくするんですが、そのことで、お母さんが楽しく働いているというのを子どもも感じてくれている気がします。私が家で折り紙を折っていたりすると一緒に手伝ってくれたりして、良いコミュニケーションになっています。

若林さん 児童会館で子どもと会えることが純粋に楽しいんです。仕事に行きたくないと思うことがないのは、やっぱり子どもの力なのかなって。周りの職員も協力的なので、“困った時はお互い様”で助けてくれるのは魅力。興味があればぜひチャレンジしてほしいと思います。

―みなさん、ありがとうございました。

さっぽろ青少年女性活動協会

札幌市に199館ある児童会館とミニ児童会館は札幌市の指定管理の元、運営・管理を行っています。児童会館・ミニ児童会館は、赤ちゃんから小学生、中高校生までが、あそびや趣味、スポーツなどで自由に利用でき、子どもを持つ保護者には、子育てに関する交流の場としても活用されています。
札幌市児童会館指定管理者
(公財)さっぽろ青少年女性活動協会 こども育成課
臨時職員・パート職員採用担当
〒063-0051 札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10
TEL.011-671-4121

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