営業経験を生かして自分らしく働く。「ネッツトヨタ釧路株式会社」で企画職として働く湯浅さん

2024年11月25日公開

釧路エリアで活躍する女性にお仕事や活動についてお聞きし、生き生きと人生を輝かせる秘訣を探る「ウーマンデイ！」。
今回ご登場いただくのは、釧路市新橋にある「ネッツトヨタ釧路株式会社」の店舗支援部で働く、湯浅千夏さんです。営業経験を経て企画職に転向した湯浅さんに、入社のきっかけや現在の仕事内容、やりがいについてお聞きしました。

ネッツトヨタ釧路株式会社店舗支援部湯浅千夏（ゆあさちなつ）さん
標津町出身。札幌の大学に進学し、ゼミでは子どもを対象にしたイベントの企画に携わる。卒業後は、ネッツトヨタ釧路株式会社に就職。営業アシスタントを経て、中標津店で車の販売を約6年間経験。現在は釧路に戻り、店舗支援部の企画担当としてイベントやチラシ制作、SNS運用などの販促業務を受け持つ。一人暮らしで、まとまった休みには道外へ旅行しリフレッシュ。

思いがけず進むこととなった営業職の道

札幌の大学では教育系のゼミに所属し、子どもたちを対象にした宿泊研修や課外活動の企画に携わっていた湯浅さん。卒業後は、地元にUターンし道東で就職したいと考えていたところ、就職説明会に出展していた「ネッツトヨタ釧路株式会社」と縁があり、2016年に入社しました。
大学時代の経験から「企画販促の仕事」に興味があった湯浅さんですが、初めて配属されたのは営業部でした。「当時の私は、内定後に初めて車の免許を取得するレベル。営業職を務めることに不安しかありませんでした」。まずは1年間営業アシスタントを経験し、中標津店で営業として働き始めました。
仕事にも慣れ、「湯浅さんから車を購入したい」というお客様の声にやりがいを感じる一方で、約6年間営業畑を歩んできた彼女は「続ける難しさ」も感じ始めます。そんな折、入社当初興味を持っていた企画職の打診があり、「ディーラーの販促」に改めて挑戦することを決めました。

営業を経験したからこそ作れる「成果物」がある

現在は店舗支援部に所属し、ショールームで行われるイベントの企画や運営、告知物の制作や公式Instagramの動画編集などを手掛ける湯浅さん。独学で習得するスキルも多いですが、企画販促の仕事は自分の性格にも合っていて楽しいと話します。「イベントがきっかけで車の成約につながったり、自分が作った告知物や販促物が役に立ったりするとうれしいですね。営業に携わる人たちの声を自主的に拾い、企画に反映できる点も面白いです」。現場のニーズをくみ取った成果物を形にできるのは、これまでの営業経験があるからこそと湯浅さんは感じています。
営業から企画担当に転身し、イベントやクリエーティブ制作を通して、自身の新たな役割を模索する湯浅さん。今後の働き方について聞くと「私自身が大きな目標を成し遂げるというよりは、管理職と現場側の潤滑油のような役割を担い、みんなが働きやすい環境を作れる存在になりたいです」と胸の内を語ってくれました。