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両立サポート 小1の壁とは?小学校進学後、仕事と子育てを両立するためのヒント

2024年10月28日 公開

働く主婦やママの間でもよく聞くワード「小1の壁」をご存じでしょうか?子どもが小学校に進む際、登校時間が早くなることや放課後の居場所の確保など、様々な課題を指す言葉です。小学校の生活サイクルは、保育園やこども園、幼稚園とは異なる対応が必要となり、仕事と子育ての両立が難しくなるケースが増えてきます。この記事では、具体例を交えた「小1の壁」の解説と、その壁を乗り越えるための対策を詳しく解説します。

小1の壁とは?

「小1の壁」とは、子どもが保育園・こども園・幼稚園から小学校に進学することで、働く主婦やママの今までの生活サイクルと時間管理に大きなズレが生じること。具体的には、以下のような状況が多くの家庭で問題となります。

・登校時間が早くなる:小学校の登校時間は8時前後。親の出勤時間に合わせて預けることができた保育園・こども園とは異なるため、親が出勤後に子どもが登校したり登校時間よりも早く子どもが学校に向かい、開門まで待つといったケースが発生しています。
・学校の授業が早く終わる:小学校では授業が15時前後に終了し、子どもたちに放課後の時間が発生します。保育園やこども園は比較的遅い時間まで保育してくれることが多いですが、学童保育を利用しても17〜18時までしか預かってもらえないケースが大半。仕事の終業時間と合わない場合があります。
・長期休暇中の対応が必要:保育園やこども園とは違い、小学校では子どもたちに長期間の夏休みや冬休みが与えられます。親が仕事をしている家庭にとっては、誰がどのようにして子どもの面倒を見るかが課題です。
・学校行事や保護者参加が増える:小学校では、保護者が参加しなければならない行事やPTAの取り組みなどが増え、保育園・こども園時代以上に仕事の調整がシビアになりがちです。

小1の壁を乗り越えるための対策

1. フレキシブルな働き方やパートタイムを検討

最近では、テレワーク時短勤務を導入する企業も増えています。小1の壁に直面する働く主婦・ママにとっては、仕事と子育てのバランスを取りやすい柔軟な働き方も選択肢の一つとなっています。また、収入面のデメリットはあるものの、子どものお見送りと帰宅までの間に無理なく働けるパートタイムにシフトするのも一つの手です。

・パートタイム勤務:9〜13時、10〜14時などのシフトが固定されている仕事は、子どもを学校に送り出してから帰宅するまでの間に働けるため、仕事と子どもの学校生活を両立しやすくなります。
・テレワーク:自宅で仕事をすることで、子どもが学校から帰ってきた時間にも家にいることができます。また、学校行事にも比較的柔軟に対応できます。
・時短勤務:フルタイムよりも短い時間で働くことができるため、学童保育の終了時間に間に合うように仕事を終えられます。

2. 学童保育や地域のサポートを活用

学童保育は、小学校の放課後の時間をサポートしてくれる働く主婦・ママにとって大きな味方となる施設。小1の壁をはじめとする課題と向き合う共働き家庭のために、多くの地域で学童保育が提供されています。ただし、利用時間が限られている場合や定員があるため、事前に確認が必要です。

【学童保育の種類】
公的な「放課後子ども教室」「放課後児童クラブ」と、「民間学童保育」の3種類が学童保育の大きな区分です。
放課後子ども教室
文部科学省による事業で、基本的には平日のみ、17時までのケースが多い取り組みです。自治体によって土曜日や長期休み期間に開設している場合もあり、ほとんどが無料で利用できます。
放課後児童クラブ
厚生労働省の管轄として保護者が就労していることが利用条件。平日と土曜日の18〜19時まで、専任の指導員が子どもを預かってくれるサービス。利用する時間帯によって、有料となる場合もあります。
民間学童保育
英会話やスポーツなどの習い事を織り交ぜるなど、特色のあるプログラムが豊富。預かってもらえる時間も遅めの施設が多いようです。料金設定は施設によって異なりますが、公的な学童保育より高めに設定されています。

学童保育の他、以下のような習い事や託児サービスを利用するのも検討材料の一つです。

・民間の習い事や託児サービス:学童保育の利用が難しい場合は、地域の民間サービスも活用できます。特に、習い事やスポーツ教室などは、長期休暇中に子どもの成長を促しつつ、時間を有効に使える選択肢です。
・地域のファミリーサポート:親同士の助け合いで送迎や預かりをサポートする地域コミュニティの活用も有効です。こうした地域のネットワークは、子ども同士の交流の場としても重要です。

3.家事や子育ての分担・効率化

家庭内での家事や育児の分担を見直すことも大切。子どもが小学校に進学するタイミングで、小1の壁を見据えた新たな生活リズムについてパートナーとの役割分担を調整や仕事と子育ての両立に向けた家事の効率化のために、時短テクニックを取り入れることで負担を減らすのも効果的です。

・家事分担表を作成:誰がどの家事を担当するか、具体的に決めておくことで無理なく協力し合うことができます。忙しい時期には柔軟に対応できるよう、定期的に話し合いを持つことが大切です。
・コミュニケーションを重視:カレンダーで予定を共有したり、お互いの状況を共有しながら日々の生活で小さな調整をし、家族全員が無理なく生活できる体制を整えましょう。
・家電やネットスーパーなどのフル活用:自動掃除機や食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機など便利な家電やネットスーパーなどの便利なサービスをフル活用することで、家事にかかる時間を削減できます。子どもとの時間や自分のリラックスタイムを確保することができるように工夫しましょう。

まとめ

小1の壁は、多くの働く主婦・ママが直面する課題ですが、フレキシブルな働き方や地域のサポート、家事の効率化を通じて壁を乗り越えるためのヒントが得られるはず。パートタイムや時短勤務、学童保育の活用など、さまざまな選択肢を検討し、家族全員が無理なく暮らせる体制を整えることで、仕事と育児を両立できる道が開けます。また一度乗り越えてしまえば、子どもの成長をじっくりと見守る機会や心のゆとりも増えるはず。ぜひ対策に取り組んでみてください。

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