「小1の壁」とは、子どもが保育園・こども園・幼稚園から小学校に進学することで、働く主婦やママの今までの生活サイクルと時間管理に大きなズレが生じること。具体的には、以下のような状況が多くの家庭で問題となります。
・登校時間が早くなる:小学校の登校時間は8時前後。親の出勤時間に合わせて預けることができた保育園・こども園とは異なるため、親が出勤後に子どもが登校したり登校時間よりも早く子どもが学校に向かい、開門まで待つといったケースが発生しています。
・学校の授業が早く終わる:小学校では授業が15時前後に終了し、子どもたちに放課後の時間が発生します。保育園やこども園は比較的遅い時間まで保育してくれることが多いですが、学童保育を利用しても17〜18時までしか預かってもらえないケースが大半。仕事の終業時間と合わない場合があります。
・長期休暇中の対応が必要:保育園やこども園とは違い、小学校では子どもたちに長期間の夏休みや冬休みが与えられます。親が仕事をしている家庭にとっては、誰がどのようにして子どもの面倒を見るかが課題です。
・学校行事や保護者参加が増える:小学校では、保護者が参加しなければならない行事やPTAの取り組みなどが増え、保育園・こども園時代以上に仕事の調整がシビアになりがちです。